【試奏動画連動】HAGANEがマーシャルのスタジオ・シリーズを試奏!

1959やJCM800 2203シリーズを小型化したイメージのマーシャル・スタジオ・シリーズに限定カラー・モデルが加わった。
フル・バルブで奏でるマーシャル・サウンドはそのままに、新たなイメージをまとった限定モデルを、若手女性ギタリストの中でも実力派の注目株、HAGANEのふたりに試奏してもらった!


Sakura & Maytoによる試奏動画


——ふだんはどんなアンプを使っているの?
Sakura:私は、真空管のヘッドとマーシャルのキャビです。昔は、ヘッドもライヴ・ハウスに常設してあるマーシャルを使ってました。
Mayto:私は、今はデジタル・アンプを使ってますが、それまではマーシャルを愛用していました。
——そんなふたりに、限定カラー・ヴァージョンのマーシャル・スタジオ・シリーズを試奏してもらったわけだけど。
Sakura:まず、見た目が、めちゃめちゃカワイイ(笑)。インテリアとして置いておいても、めっちゃ映えると思う。
Mayto:SVのほうは、見た目も高級感もありますよね。
Sakura:バーとかに置いてそうですよ。SVって、ヴィンテージ・スタイルの1959をベースにしたモデルなんですよね? それなのに、モダンでハデになってる。SCのSTEALTHは現代感ありますね〜。
——音のほうはどうだった?
Sakura:私はSVが好みでした。ヴィンテージ系の空気感が好きなんですよ。ハイの出方がギラギラしているのが好きで。いっぽうのSCは、SVと比べるとマイルドというか現代的で音作りが便利な印象でした。JCM800は使ったことあるんですけど、とくにコンボのほうはすごく近いと思いました。
Mayto:SVは、質がいいというかリッチな音だと感じました。それに対してSCはモダンな音も作れますし、私、ミッド・ローが前に出る感じが好きで、かつハイもよく出てくれるといいんですが、このモデルはほどよく出してくれます。もともと800を弾いていたので、すごく馴染みがある音なんですよ。
Sakura:SCは、ある意味、扱いやすいと思います。
——Maytoは、今はデジタル・アンプを使ってるとのことだけど、やはり真空管アンプのよさを感じる?
Mayto:感じますね〜。デジタル・アンプだと、ピッキングの強弱だったりギターの違いがそれほど感じられないじゃないですか。ところが、このスタジオ・シリーズは、質感も含めて音を直で感じられるんです。そういうところが好きですね。
Sakura:私は、ふだん100wの真空管アンプを使ってるんですけど、20wのスタジオ・シリーズを弾いても音の質感が変わった印象はないです。出力は違いますけど、たとえば宅録で録ってみた時に、そこまで出力の違いは出ないと思うし、ふつうにいいなって。5wで使えるから自宅でも鳴らせるし、ライヴだっていけるじゃないですか。便利性という意味でもすごいなと。
——スタックとコンボで違いは感じた?
Sakura:同じアンプなんですよね? というぐらい違うと思いました。音の伝わり方とかダイレクトさが、めちゃめちゃ違うなと。作り方の違いもあると思うんですが、コンボのほうが暖かみがあるように感じます。広がりもありますね。スタックはダイレクトに音が迫ってくるんですよ。
Mayto:私は、コンボは面で音が来るように感じて、スタックだと空気感も交えて包容力がある音の印象です。どっちにもよさがあるので、曲によって使い分けられるなって。
——ふたりが弾いてみて、どういうギタリストにオススメだと思う?
Mayto:SCに関しては、メタルが好きなギタリストにも満足できる音を出してくれるし、いろんなジャンルに対応できるトーンが作れると思う。
Sakura:SVは、ブルースにもピッタリですよね。そういう意味では、ギターを始めましたという人ならSCのほうが使いやすいと思います。で、味をしめてきたギタリストがSVを使うと(笑)。ただ、どちらのモデルも歪みには限度があるので、メタリックな音を作るにはオーバードライブを併用するのがオススメですね。

▲どのモデルも、プリ管にECC83を、パワー管にEL34をそれぞれ搭載している

▲SCシリーズもSVシリーズもスタンバイ・スイッチが、出力切り替えスイッチを兼用している。
5wで鳴らせるのでステイ・ホームにも最適!?


■限定カラー・モデル一覧■

Studio Classic SC20H “STEALTH”
¥154,000+税

【仕様】
●出力20w/5w
●真空管:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●チャンネル:1
●コントロール:プリアンプ・ヴォリューム、マスター・ヴォリューム、トレブル、ミドル、ベース、プレゼンス
●入出力端子:ハイ・インプット、ロー・インプット、エフェクト・センド/リターン、DI出力、スピーカー・アウト×5(16Ω×1/8Ω×2/4Ω×2)
●外形寸法:510(幅)×240(高さ)×240(奥行き)mm
●重量:9.4kg

 

Studio Classic SC112 “STEALTH”
¥77,000+税

【仕様】
●許容入力:70w
●スピーカー:12″ Celestion V-Type×1発
●入力端子:16Ω
●外形寸法:510(幅)×480(高さ)×250(奥行き)mm
●重量:12.05kg

 

Studio Classic SC20C “WHITE & GOLD”
¥176,000+税

【仕様】
出力:20w/5w
●真空管:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●チャンネル:1
●コントロール:プリアンプ・ヴォリューム、マスター・ヴォリューム、トレブル、ミドル、ベース、プレゼンス
●入出力端子:ハイ・インプット、ロー・インプット、エフェクト・センド/リターン、DI出力、スピーカー・アウト×5(16Ω×1/8Ω×2/4Ω×2)
●スピーカー:10″ Celestion V-Type×1発
●外形寸法:510(幅)×460(高さ)×255(奥行き)mm
●重量:14.55kg

Studio Vintage SV20H “BURGUNDY SNAKE”
¥154,000+税

【仕様】
出力:20w/5w
●真空管:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●チャンネル:2 ●コントロール:ラウドネス 1、ラウドネス 2、トレブル、ミドル、ベース、プレゼンス
●入出力端子:ハイ・トレブルCH:ハイ・インプット/ロー・インプット、ノーマルCH:ハイ・インプット/ロー・インプット、エフェクト・センド/リターン、DI出力、スピーカー・アウト×5(16Ω×1/8Ω×2/4Ω×2)
●外形寸法:500(幅)×240(高さ)×230(奥行き)mm
●重量:9.25kg

 

Studio Vintage SV112 “BURGUNDY SNAKE”
¥77,000+税

【仕様】
●許容入力:70w
●スピーカー:12″ Celestion V-Type×1発
●入力端子:16Ω
●外形寸法:500(幅)×480(高さ)×245(奥行き)mm
●重量:12.25kg

蛇革をモチーフにしたカラーリングが、ヴィンテージなアンプなのにモダンに見せてくれる!

 

Studio Vintage SV20C “NAVY BLUE”
¥176,000+税

【仕様】
出力20w/5w
真空管:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●チャンネル:2
●コントロール:ラウドネス 1、ラウドネス 2、トレブル、ミドル、ベース、プレゼンス
●入出力端子:ハイ・トレブルCH:ハイ・インプット/ロー・インプット、ノーマルCH:ハイ・インプット/ロー・インプット、エフェクト・センド/リターン、DI出力、スピーカー・アウト×5(16Ω×1/8Ω×2/4Ω×2)
●スピーカー:10″ Celestion V-Type×1発
●外形寸法:500(幅)×460(高さ)×215(奥行き)mm
●重量:15.85kg

▲製品写真よりも実機は鮮やかな青に見える!


◎WeROCK EYESの過去記事で、スタジオ・シリーズの試奏レポートを掲載!
合わせてチェックしてみてください!!

○sebastianがスタジオ・ジュビリーに迫る!
http://rockinf.net/eyes/?p=4123

○大橋隆志が最新マーシャルを試奏!
http://rockinf.net/eyes/?p=3903

○ルーク篁(CANTA)が最新マーシャルを試奏!
http://rockinf.net/eyes/?p=3638

○情次2号(元・犬神サアカス團)が最新マーシャルを試奏!
http://rockinf.net/eyes/?p=3165

○和嶋慎治(人間椅子)が最新マーシャルを試奏!
http://rockinf.net/eyes/?p=2687

○【試奏動画連動】大注目のマーシャル スタジオ・シリーズを弾き比べ
http://rockinf.net/eyes/?p=2563

○マーシャル最新アンプは、JCM800と1959を20wで完全再現!!
http://rockinf.net/eyes/?p=2301

 

問:株式会社ヤマハミュージックジャパン
http://www.marshallamps.jp/


◎Sakura & MaytoWeROCK 086の付録DVDでは“まるごとHAGANE特集!”として登場してくれているHAGANE(ハガネ)のツイン・ギター・コンビで、若手女子ギタリストの中でも、注目のテクニックを誇るふたりだ。
2021年12月18日にリリースされたセカンド・シングル「SuperVillan」(写真下)でも、高度なテクニックを炸裂してくれている。

最新シングル:「SuperVillan」/HAGANE
HGCD-0003

HAGANE  公式サイト
https://www.hagane-official.com/