SAKIがお試し!〜TONEX Plug編

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アンプ・シミュレーターの革命的ペダルと言っても過言ではないTONEXに、新たな仲間としてTONEX Plugが加わった。
今回のモデルは、ギターのジャックに差し込むだけで、数万にもおよぶサウンドを楽しめるという夢みたいなヘッドフォン・アンプ。
WeROCKでは多くの機材試奏企画にも登場してくれているSAKIに本機を試してもらった!


SAKIによる試奏動画


IK Multimedia
TONEX Plug
¥27,500(税込)

【仕様】
●30種類のカスタマイズ可能なプリセット
●超低ノイズ、24-bit / 96 kHz コンバーター
●周波数特性:5Hz〜20kHz
●ダイナミック・レンジ:最大119dB
●デバイス接続端子:USB接続
●オーディオ・インターフェイス機能:24-bit/44.1kHz
●電源:USB-C 経由による最大6時間駆動の充電式バッテリーを内蔵(5V DC、700 mA)
●デバイス接続端子:USB Type-C
●出力端子:ヘッドフォン・アウト
●付属品:USB-C to USB-C ケーブル(60cm)
●外形寸法:75(奥行き)x40(幅)x20(高さ)mm
●重量:70g
【無償提供アプリ】
●iOS/Android対応:TONEX Control for iPhone、TONEX Control for Android
●Mac/PC 対応:AmpliTube TONEX SE、AmpliTube 5 SE
【TONEX Control App 必要条件】
●iOS:iOS 16.0 以降の iPhone もしくは iPad
●Android:Android 14 以降の Android デバイス
●Bluetooth:Bluetooth 5 以上(BLE:Bluetooth Low Energy 互換)
【コンピューターとの互換】
●Mac:macOS 10.6 以降(1つの空き USB ポート)
●Windows:Windows 10 以降(1つの空き USB ポート)、低レイテンシーを実現するためには、IKのTONEX オーディオ・ドライヴァーをインストール

■お手軽感がワン・ランク上にあるヘッドフォン・アンプ

——以前の試奏企画で(WeROCK Vol. 100 & WeROCK TV)、同じIKマルチメディアから発売されているiRig USBを試奏して頂きました。
SAKI
:すごく便利だったので、購入もさせて頂いたんですよ。
——iRigは、モバイル型のオーディオ・インターフェイスで、スマホやPCを接続することでヘッドフォン・アンプ的な使い方もできましたが、今回のTONEX Plugは、よりヘッドフォン・アンプに特化したモデルですね。
SAKI
:iRigより、さらに小さいですね〜。iRigは、今でもツアー先で練習したり、リフなんか思いついたら、すぐにレコーディングできるので曲作りにも使ってます。
今回のTONEX Plugは、スマホやPCがなくても、そのままギターに挿しただけで音も鳴ってくれるんです。で、音を作り込む場合に、スマホのアプリ(TONEX Control app)を使用するんですね。iRigの時も、プラグインの音はすごくよくて、ずっと触っていて時間がすぎちゃった覚えがあるんです。デジタル系のアンプ・シミュレーターって、アンプを切り替えても実機よりもアンプそのもののキャラクターが大きく変わるというのを体感しづらいと思うんです。あたりまえですけど(笑)。
でも、このTONEX Plugのアプリは、そこがすごく優秀ですね。もう、ぜんぜんアンプのキャラクターが変わるんです。まず、それがすごくいいと思いました。エフェクトも、いろんな種類がいっぱいあるので、どれを使おうかなって探してるだけでも楽しい、というのが第一印象です。
——iRigと比べて違いは感じますか?
SAKI
:iRigの時は、小さなオーディオ・インターフェイスを使ってる感覚でしたが、TONEX Plugはそこからさらに簡素化されて、いろいろ接続しなくてもすぐに使えるというのが大きな違いですよね。鳴らすだけなら、ギターの他、イヤフォンがあればいいだけで、ケーブルもいらないですし、場所を取らないじゃないですか。インターフェイスだと、小さいといえども、いろいろ接続しなきゃいけないですからね。さらに、チューナーを内蔵してるのも便利ですよね。インターフェイスとかだと、なかなか難しく感じてしまう人でも、TONEX Plugなら説明書がなくてもわかりやすいですし、そういう簡単なところもいいんですよ。
音を好みのトーンにしたいとか、もっと突き詰めたい時はアプリを使って作り込んで、それをTONEX Plugに保存しておけば、アプリを立ち上げる必要もなくギターに挿すだけですぐに自分の音が出てくれる。これなら、楽屋とかツアー先のホテルとかで、パッと練習できます。
それに、これだけ迫力ある音が出ると、自宅の環境によっては鳴らせないギタリストもいると思うんですね。そんな方でも、自分で作った音をイヤフォンで確認できます。ちょっと弾きたいなって思った時に、いろいろなハードルがひとつなくなると思いました。いろいろな部分で、iRigとは立ち位置が違うと感じます。
——アプリの使い心地はどうでした?
SAKI
:めっちゃいいです。タッチ操作でエディットできるのは、直感的で、すごくいいですね。見え方もわかりやすいし簡単なんです。説明書を見ることなく、どんどんエディットできます。さっとエディットできるのは、すごく魅力的だなと思いました。これ、オーディオ・インターフェイスとしても機能するし、PCで使用できるTONEX SEやAmpliTube 5 SEも付属してるんですよね? でも、このスマホのアプリだけでも、ぜんぜん楽しいと思います。
ToneNET(40,000 以上の無料のユーザー Tone Model にアクセスできるトーン・コミュニティ)とのリンクもめっちゃスムーズで、いろんな人のいろんな音が、すぐにダウンロードできるのは楽しいですよね。デフォルトのプリセットを使ってもいいし、ToneNETで見つけた音をダウンロードして少しエディットするだけで完結してくれるのは、すごくいいところだと思いました。
——アプリで、とくに気に入った点はありましたか?
SAKI
:EQが、フリーケンシーで調整できるんですね。その効きもすごくよくて、“ここの帯域が欲しい!”というのを直感的に作れるんですよ。本物のアンプでは、ここまでEQで作り込めないじゃないですか。
さらに、キャビネットに関しても、ダイナミックだったり、リボン、コンデンサーなどのマイクを2本選べるんです。スピーカーまでの距離や2本のマイクのバランスも作れて、デプスも生っぽい感じで調整できる。PCのプラグインでいじるよりも、直感的に手で触ってできるというのは、すごく便利です。
——今回、作ってくれた音でも、EQだったりマイキングだったりにこだわってましたね?
SAKI
:デジタルものの音を耳に返す時、ダイナミック・マイクの音があまり好きじゃなくて、いつもダイナミック・マイクの音を下げ目にしてたりするんですね。今回も、同じようなバランスでしてみようと思いました。それが、このアプリでできるのが楽しいです。
なんか、EQもそうですが、“こうやっていじるとこういうふうに変わる”というのを体感できるし、プラグインへの入門編みたいな感じもしますね。で、保存するのも楽なんですよ。いったん、これを取っておいて、あとでやり直すのも簡単にできる。生音だけだとわからない時とか、さっと繋いでお手軽に練習できて、そのお手軽感がワン・ランク上という感じがするヘッドフォン・アンプですね。


■秀逸な専用アプリ

iOS/Android 対応の TONEX Controlアプリを使用すると、TONEX Plugの音をさらに作り込むことが可能だ。使い勝手も最高な、このアプリについて解説していこう。


■モジュレーション系や空間系など多彩なエフェクトを搭載

搭載されているエフェクトは、ノイズ・ゲート、コンプレッサー、モジュレーション系(コーラス/トレモロ/フェイザー/フランジャー/ロータリー・シミュレーター)、ディレイ(デジタル/テープ)、リバーブ(スプリング×4種類/ルーム/プレート)と、充分すぎるラインナップだ。
さらに、それぞれ、プリかポストかなど、どこにエフェクトを組み込むかも指定できる。ノイズ・ゲートは最前段かポストかの設定だ


■SAKIのお気に入りサウンド

今回、SAKIが選んでくれたトーンはオレンジ・アンプをモデリングしたトーンだ。
そこから、EQを写真のようにエディットし、さらにVIR画面でマイクやマイキングもエディット。さらに、ディレイとリバーブを追加してソロ用の音作りをしてくれた

 

■TONEX Plugの詳細■
https://hookup.co.jp/products/ik-multimedia/tonex-plug