メタルとお酒〜第3回 ANCHANG × 冠徹弥 編

大好評の連載企画“メタルとお酒”、今回はスペシャル対談で語って頂きました!
ゲストとして登場してくれたのは、THE冠の冠 徹弥とセックス・マシンガンズのANCHANGだ。
ぜったい危ない話になりそうだけど、マーシャル・ビールで乾杯しましょう!!


マーシャル・ビールは飲みやすくて
バランスがいいね(冠)
ロックな風を感じたい人に
飲んでほしい(ANCHANG)

——なによりも先に、まずはマーシャル・ビールで乾杯してもらいましょうか。
:これは、けっこうキレがあるビールだと思う。
ANCHANG:苦味は思ったほどはないよね?
:そう? 苦味はあるよ。ビールに苦味は必要でしょう?
ANCHANG:そこは好みでしょ。苦くないビールが好きな人もいるし。俺にとっては苦味より香りが印象に残るで。
:コクはあるけど、そんなにコッテリはしてない気がする。
ANCHANG:うん、コクと爽やかさがある。コクと甘みを感じる。
:そんなに甘く感じる? 俺はバランスのいいビールやと思うで。酸味もそんなにないしな。
ANCHANG:そやね、酸味はないかな。
:全体的にバランスがよくて美味しいビールであるのは間違いないね。
ANCHANG:うん。あと、ビールが得意じゃない人にも向いてると思う。
:飲みやすいよね。
ANCHANG:クセはあるほうやけどね。ブリティッシュな風、ロックな風を感じたい人に飲んでほしい。
:ブリティッシュ(笑)? 俺にとっては飲みやすかった。缶やパッケージのデザインもカッコいいしね。
ANCHANG:ロックな人向けなのは間違いないよね。
——さてさて、最近はライヴが終わった後、居酒屋などで打ち上げをすることも少なくなったようですが、おふたりがバンド活動を本格的に始めた頃は、ライヴにお酒は付き物でしたよね。
ANCHANG:そう。ライヴより打ち上げのほうがイヴェントやったりして(笑)。でも、冠たちはまだ健全やったと思うねん。俺らは完全にバンドの縦社会の流れの中やったからね。
:先輩に勧められたら絶対みたいな(笑)。
ANCHANG:そうそう。ホント、翌日の昼まで飲んでたからね。先輩が“リハは何時からや?”“2時からですね”“じゃあ、1時まで飲めるな”って。
:うわぁ、怖い怖い(笑)。
ANCHANG:でも、ライヴ自体は楽しかったけどな。飲んで酔っぱらったままリハとかやって、“調子いいんちゃうかな?”と思って後でビデオ観るとひどいっていう(笑)。
:ひどいやろ? 俺らはやっぱりライヴに響いたらアカンというマジメなタイプのバンドだったけど、若い頃、大失敗したからな。酔っ払った影響で狂気じみたことができるかなと思って、マイク・スタンドをひん曲げたりさ……。
ANCHANG:そんなんしたことあんの!?
:あんねん。“これがロックだ”みたいにモニター持ち上げたりしてさ。無茶苦茶やった。
ANCHANG:マジで? そんなんしたら、日本やったら客も引くやろ?
:ドン引きよ(笑)。後でライヴ・ハウスの人に謝って、もう踏んだり蹴ったり(笑)。
——おふたりとも普段からお酒は飲みますよね
ANCHANG:僕は家では飲まんかったんですけど、このコロナで飲むようになりました。さすがにもうどこも行かへんし、行かれへんし。寝起きでビールとか……。
:もう最高やん! 朝からプシューッと開けて。でも、あれ、何であんな美味いんやろ。罪悪感もあんのかな(笑)?
ANCHANG:それでちょっとブワーッとして、何かしてから、昼ぐらいにまたビール(笑)。
:おお、昼もいく? 最高やな(笑)。
ANCHANG:とかやってたら……太ったわ(笑)。コロナ太りっていうやつ。
:俺は、逆にどんどん痩せていって。やっぱ今までは外に行って酒飲んで、腹も減ってないのに山ほど食ってたからやね。でも、去年の11月ぐらいやったかな、1回(感染状況が)落ち着いたやろ。そこでまた外で飲むようになったら、体重が戻ってきててん(笑)。
ANCHANG:そう言えば、その頃に一緒にもつ焼き屋にも行ったな。
:飲んだね、あの日も。あの店のレモンサワーがまた最高で。“10杯ぐらい飲むで”って言うから、まさか同じ酒を10杯もと思ったんやけど、俺も普通に10杯飲んでた(笑)。
ANCHANG:俺、あの日はあまり飲まんかったけど、あれでいつもベロベロになるから。
:打ち合わせって言うてたのに、打ち合わせになってなかったな(笑)。
——お酒の味を覚えた思い出もあります?
ANCHANG:若い時に、樹氷とかトライアングルとかもそうやけど、スクイーズとかがハヤってて、みんなでしようやみたいな(笑)。
:まだ酒の味もわからへんから、もう無茶苦茶な飲み方するんちゃう?
ANCHANG:みんなアホみたいなことになってな(笑)。でも、その時に、酒を飲むことによって、こんなんなるんやと。そういう意味では、なるほど、お酒はみんな飲むようになるわなと。覚えたというと、大学生の時、見るからにロックン・ロールな先輩がおってね。その人が“俺はバーボンしか飲まない”と。“バーボンって何!?”っていう話ですよ。バーボンって、最初は“うわっ”と思うやん? 茶色いお酒で何かクセがあって、これがカッコええんかなあみたいな。それが(日常的に)飲んでみようと思ったキッカケかもしれないですね。
:ああ。でも、たしかに憧れたな。永ちゃんの歌詞にも出てくるやん、ウイスキー・コークとか。子供の頃、サントリーのだるまを親父が大事そうにガラス・ケースみたいなところに入れてて、どんな味すんねんって飲んでやりましたけど、当時はよくこんなクソマズいものをって思いましたね。でも、今はだるまが美味く感じる歳になって。ただ、僕の場合、マジで美味しいと思ったのってビールからなんですよ。親父の実家で草むしりをして、すっごい汗だくになった時、親父から“このカンカンに冷えたビールを飲んでみろ”って言われて飲んだのが、もう忘れられないぐらい美味くて。ANCHANG:俺はビールはけっこう苦手やったけど、美味いと思ったのはレコーディングでナッシュヴィルに行った時やな。でも、聞いたことないような地ビールばっかりやねん。そこで向こうのエンジニアが勧めてくれたステラってビールが美味くて。あとね、とりあえず「バドライト」と言えば通じんねん。そうするとバドワイザーは来る。
:アメリカってバドガールがお酒持ってきてくれるんちゃうの?(笑)
ANCHANG:ナッシュヴィルには1人もおらへん(笑)。でも、プロ野球で優勝するとビールかけとか、ビールにはワイワイ感があるね。
:ああ。ANCHANGは失敗談とかないの?
ANCHANG:あるけど覚えてないね(笑)。それこそ、ある先輩たちと一緒やった打ち上げで、緊張してたんでしょうね。気がついたらだんだん調子に乗ってきて……JINROもボトルで全然飲めるやんみたいなことをやってたとこまでは覚えてるけど、その後、誰かにプロレス技をかけてたって聞いたけどね(笑)。
:僕も酔っ払って、起きたら知らん女が寝てたみたいなエピソードを喋りたいんですよ。ANCHANG:ないんかい!(笑)
:ないよ。でも、家に辿り着けないっていうのあったよね。玄関に行き着く前に外で寝てしまってて、近隣の方にゴミ捨ての時に起こされるみたいな。あれは恥ずかしかったなぁ。
ANCHANG:俺も酔っ払いすぎて、ゴミ袋と一緒に寝てたことある(笑)。でも、楽しい酒の席でよかったなとは思いますね。
:そうやね。これからもお酒とは長く楽しく付き合っていきたいですね(笑)。


マーシャル アンプト・アップ・ラガー
3本セット(写真)=¥1,815(税込)、
3本セット×8=¥14,520(税込)、
8本セット=¥4,840(税込)
16本セット=¥9,680(税込)
※希望小売価格

【原材料】麦芽、ホップ
【アルコール】4.6%
【内容量】330ml
◎マーシャルの公式ビール。金麦色で、フレッシュで心地いい柑橘系のホップが香るラガービールだ。
スコットランドにて生産されている。

ANCHANG’s TASTING

冠’s TASTING

問:株式会社 都商会
http://miyako-shokai.com

 

◎ANCHANG & 冠徹弥“SEX冠”という2バンドによるツアーで、熱いバトルを繰り広げるセックス・マシンガンズとTHE冠の両巨塔。その中心を担う二人だ。
セックス・マシンガンズは、2021年10月30日にシングル「The grave」を配信リリース。今年2月からはUCHUSENTAI:NOIZとのカップリング・ツアーが決定している。いっぽうのTHE冠は、2020年4月にアルバム『日本のヘビーメタル』をリリース。現在は、ツアー“THE冠 超頭振狂想曲TOUR2022〜ワンマンシリーズ〜”の真っ最中だ。

セックス・マシンガンズ  公式サイト
http://sexmachineguns.smg-fire.com/

THE冠  公式サイト
http://thekanmuri.jp/

 

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