山下昌良が飲み比べ!〜ラウドネス・ビール vs マーシャル・ビール
WeROCK本誌で好評連載中のラウドネス40周年企画。
その第3弾=番外編としてお届けしたのが、ラウドネス40周年記念ビールの発売を記念しての山下昌良ビール飲み比べ企画!
もちろん、こんな企画はWeROCKでは初!!
ラウドネス・ビールに対抗するのは、アンプの王者マーシャル・ビールだ。
軍配は、どちらに!
※編集部によるラウドネス・ビールの飲み比べは、こちらから!
——山下さんといえば、SNSで“出た!”というコメントのみで数々のビールを飲んでる写真がアップされていますし、世界ツアーをするうえで多くのビールを飲んでいますよね?
山下:最近まで、ドイツのビールが世界でいちばんうまいと思ってたのね。ケルン地方のビールであるケルシュ・ビールが好きだったんだけど、チェコに行って飲んだら、あまりの美味しさにビックリして。チェコが最強かもしれない。
もちろん、今まで行ったことのない国で、もっと美味しいビールがあるかもしれない。でも、これまで行った国の中ではチェコがNo.1(※じつはチェコはビールの消費量で世界No.1に何度もなっていて、あの有名なバドワイザーも本家はチェコ。日本でイメージするアメリカのあの味とはまったく違う味になっている)。
——ビールも好みだとは思いますが、山下さんが好きなタイプというと?
山下:さっぱりしたピルスナー。好きだと言ったケルシュ・ビール(上面発酵の酵母を、下面発酵の低い温度で醸造させるエール・ビールの一種)は、ドイツでは女性が飲むビールだと言われるようなテイストなんだ。
日本のビールで言えば、缶ならアサヒのスーパードライで、瓶ならキリンのラガー。缶と瓶では、ぜんぜん味が違うよ。瓶は瓶で、瓶ビールならではの美味しさがある。缶は缶の美味しさというか手頃さがあるよね。もし、手頃じゃないなら、生ビールか瓶のどちらかしか飲まないよ。家で飲むならスーパードライかサッポロの黒ラベル。あと、日本では泡が重宝されるけど、俺は泡はいらない派。それよりも、口に含んだ時の広がりとノド越しだね。
——いちばん好みだというケルシュ・ビールは、日本のビールで言うと、なに寄りなんですか?
山下:スーパードライを、もっとあっさりした感じ。さっぱりだよ。
飲み方も独特で、ドイツのビヤホールに行くとだいたいは小グラスで出てくる。大きいグラスで飲むと、どんどん温くなっていくでしょ? 小グラスの飲みきりサイズで飲むと冷たいまま飲み干せる。それだと、10杯ぐらいはすぐ飲んでしまう。それぐらい大好き。ドイツでもケルンに行かないと、そのビールは飲めない。
——それを上回ったチェコのビールというのは?
山下:ダーク系が多いんだけど、どんな種類を飲んでもうまい。深みがあるのに、苦くも渋くもないんだ。ドイツのビールは、その次ぐらいになった。
ドイツは、大まかにいうと3種類に分かれるんだ。ミュンヘンのほう、ケルン、ハンブルグのほうってね。どれも個性があって美味しくて、日本では飲めないテイスト。
西田(竜一/ラウドネス・サポート)さんもビール通で、こないだヨーロッパ・ツアーの時にドイツのドライブインで飲ませたの。向こうはドライブインでビールが飲めるという(笑)。そしたら、“なんっすか、これ!!”って感動してた。逆にヨーロッパ・ツアーから帰ってきて日本でビールを飲むと、“なんじゃ、これ? 俺、こんなの飲んでたの?”ってちょっと慣れるまで時間がかかる。ちょっと物足りないというか、芳醇さがないというかね。それに、たとえばハイネケンとかギネスとかも、本国で飲んだほうが美味いんだよ。そういう意味では、日本のビールも日本で飲んだほうが美味しい。海外の日本料理屋で出てくる日本のビールも、日本で飲むのとは違うんだ。
——というラウドネスが、ラウドネス・ビールを発売いたしました。
山下:今回は3種類を発売しました。フルーティなタイプからダークなタイプまであったほうがいいというアイディアでね。エール・ビールなので、ピルスナーはないんだけど、ヨーロッパに近いテイストだよ。チェコに近いかも。
——それでは、そのラウドネス・ビール3種類と、マーシャルの公式ビールの飲み比べにいってみましょう!
【原材料】麦芽、ホップ
【アルコール】5%
【内容量】330ml
ラウドネス オリジナル・クラフト・ビール
RED ALE
¥1,000(税込)
山下:いちばんフルーティな感じで甘みがある。女性が好きなタイプじゃないかな?
と言っても甘ったるい甘みというわけではなく、あくまでもフルーティな甘味が広がるね。甘みがなにかというと、たとえば糖質ゼロのビールがあるでしょ? あれを飲んだあとにスーパードライを飲むと、すごく甘みを感じる、それが甘みね。
WHITE ALE
¥1,000(税込)
山下:最初に飲むなら、このホワイト・エールがおすすめ。グラフを見てもわかると思うけど、どれも真ん中に寄ってるでしょ。スッキリした味が楽しめます。
ホワイト→ゴールデン→レッド、そして最後にマーシャルを飲むのが王道。個人的には、これがいちばん好みかな。いや、レッド・エールも好きかな(笑)。
GOLDEN ALE
¥1,000(税込)
山下:ラウドネス・ビールの中では、いちばんコクがあるタイプ。苦味もいちばん。甘みも少ないので、いちばん男らしいビール。この3種類は、どれもヨーロッパ寄りの方向性だね。すべて味が深い。
※ただいま、ラウドネス40周年記念「ビールを飲んで、Tシャツをもらおう」キャンペーン実施中!
MIYAKO WEB CHANNEL
http://miyako-shokai.com/99_blank009075.html
▲プルトップには、ラウドネスの40周年記念ロゴがデザインされている。
マーシャル アンプト・アップ・ラガー
3本セット(写真)=¥1,815(税込)、
3本セット×8=¥14,520(税込)、
16本セット=¥9,680(税込)
※2021年7月下旬〜8月上旬販売開始予定
【原材料】水、大麦麦芽、ホップ、酵母
【アルコール】4.6%
【内容量】330ml
山下:濃いビールだね。最初、グラスに入れずに缶のまま飲んだんだけど、黒ビールだと思うぐらい濃いテイストだった。で、グラスに注いだら、黒ビールじゃないのに黒かった(笑)。
黒ビールじゃなくて、ラガー・ビールなんだよね。コクがたっぷりで苦味もあるタイプ。個人的な好みとしては、最初の一杯というよりも、2〜3本飲んだあと最後に黒ビールでも飲みたいなという時に飲む感じかな。これ、たとえばスーパードライとかスッキリしたビールと割ったら、美味いんじゃないかな? 日本のビールにはない個性があるね。
問:株式会社 都商会
http://miyako-shokai.com