おうちで楽器/ペダル・アンプがすごい!〜ヒュース&ケトナー編

最近、プロ/アマ問わず、ギタリストの間で話題&気になる機材として話題沸騰中なのがフロアに設置するペダル型のアンプ・ヘッドだ。
リハスタではもちろんのこと、スピーカー・シミュレーター付きのモデルならばおうちでのDTMでも使用できる。
まずはヒュース&ケトナーのペダル・アンプをチェックしてみた。


ヒュース&ケトナー
SPIRIT StompMan
¥32,780(税込)

【仕様】
出力:50w
●スピーカー・インピーダンス:4-16Ω
●コントロール:マスター、サギング、ゲイン、プレゼンス、レゾナンス、トーン
●スイッチ:ソロ・スイッチ、バイパス/FXループ
●リア・パネル:インプット、センド(ライン・アウト)/リターン、ソロ・ヴォリューム・コントローラー、モード・スイッチ、パワー、AESスイッチ、スピーカー・アウト
●外形寸法:132(幅)×52(高さ)×153(奥行き)㎜
●重量:650g

このサイズで50w出力を誇るストンプ・アンプが登場!

手のひら(より少し大きいサイズ)の驚異的なストンプ型アンプ・ヘッドが登場した。この大きさで、なんと50w出力を誇るのだ。
スペック的には、下で紹介しているアンプマンをシンプルにしてスピーカー・シミュレーター(レッド・ボックス)も排除して、キャビネットで鳴らすことを前提としたアンプといえる。とはいえ、この大きさですよ、それでもって50wというのは驚異でしかない。
音もアンプマン譲りの真空管アンプをシミュレートしたトーンを出してくれる。ヴォリュームをアップしてくれるソロ・スイッチやエフェクト・ループのオン/オフ・スイッチ(リア・パネルでバイパス・スイッチに切り替えられる)も搭載しているので、これこそエフェクト・ボードに好きなエフェクターと一緒に設置すれば、あとはキャビネットだけで、どこでも自分の音色が出せてしまうという優れもの。音作り的にはサギングというツマミがポイントで、このツマミでパワー・アンプの飽和状態をシミュレートする。真空管のコンプレッション感を調整するニュアンスだろうか。センターより、やや右に回すぐらいが、心地いいチューブ感を再現してくれる。いやいや、恐ろしいアンプが登場したものだ……。

リア・パネルにはソロ・ヴォリュームやスイッチ類も搭載されているが、とにかくシンプルな作りが印象的だ

■SPIRIT StompManの詳細
https://pearl-music.co.jp/hughes-and-kettner/product/floor/4919/

■SPIRIT StompManが通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am02/am020650/729269
○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/hk-huk-stm


ヒュース&ケトナー
SPIRIT AmpMan CLASSIC/
SPIRIT AmpMan MODERN
各¥52,800(税込)

【仕様】
●出力:50w
●スピーカー・インピーダンス:4-16Ω
●コントロール:〈チャンネルA〉マスター、ヴォリューム、サッギング、プレゼンス、レゾナンス、トーン、ゲイン 〈チャンネルB〉ソロ(マスター)、ヴォリューム、サッギング、プレゼンス、レゾナンス、トーン、ゲイン ●スイッチ:ソロ・スイッチ、FXループ、バイパス、ブースト、チャンネル・セレクト
●リア・パネル:インプット、ノイズ・ゲート・コントローラ、センド/リターン、レッド・ボックス・オン/オフ・スイッチ、レッド・ボックス・マイク/ライン・セレクト・スイッチ、レッド・ボックスAE+DI OUT、キャビ・タイプ・セレクト・コントローラ、フォン・ヴォリューム、ヘッドフォン・アウト、AUXイン、パワー、AESスイッチ、スピーカー・アウト、
●外形寸法:250(幅)×52(高さ)×153(奥行き)㎜
●重量:1,150g

プロ・ギタリストも太鼓判を押す、本物のトーン

発売直後からプロ・ギタリストにも絶賛されているのが、こちらのアンプマンだ。50wで2チャンネルのストンプ型アンプで、上の写真のように“クラシック”(右下)と“モダン”(左上)の2種類が発売されている。
どちらも、いちばんの特徴はヒュース&ケトナーが開発した“レッド・ボックス”というスピーカー・シミュレーター(DIアウト)を搭載している点だろう。このレッド・ボックスが、かなり秀逸で、おうちでのライン録音などでかなり活躍できる。リア・パネルには、8種類のキャビネット・シミュレートが選択できるコントローラーを搭載。ここから直接、オーディオ・インターフェイスに接続して試奏してみると、本物のアンプのキャビネットにマイキングをしてレコーディングしているような空気感が感じられる(アンプマンも本物のアンプですが/汗)。キャビネットのタイプを替えてみると、おもしろいようにトーンが変わっていくのだが、やはり本物のアンプだけあり、明らかにプラグインのそれとは違うのだ。
“クラシック”と“モダン”は歪みの質の違いで、その名の通りなのだが、レッド・ボックスを使用した際、編集部的には“クラシック”のほうが、よりキャビ感を感じられた。いわゆるブラウン・サウンドに現代的な歪みをプラスしたトーンも作れ、プラグインより、ぜったいにいいぞ!

 

■SPIRIT StompManの詳細
https://pearl-music.co.jp/hughes-and-kettner/product/floor/3750/

■SPIRIT AmpManが通販で購入可能■
○イケベ楽器
CLASSIC
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am02/am020650/720783
MODERN
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am02/am020650/720784
○ミュージックランドKEY
CLASSIC
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/amp-hughes-kettner/hk-huk-am-cl
MODERN
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/amp-hughes-kettner/hk-huk-am-mo