【動画連動】ブライディアが最新オーディオ・インターフェイスで一発録り!

現在、数多くのオーディオ・インターフェイスが登場しているが、手軽に使えて、直接、iPhoneにも接続でき、さらに高音質で低価格というモデルが発売された。
それが、今回、試奏したユニヴァーサル・オーディオのVolt(ヴォルト)だ。
このVolt、なにがすごいかというと、レコーディングには欠かせないコンプレッサーやプリアンプが内蔵されている。さっそくチェックしてみよう。


【試奏動画】
KIMIとAYUMIがVoltで“FIRST TAKE”に挑戦!?


Volt 276を使用して、ブライディアのKIMI(vo)とAYUMI(g)が、アコースティックで“ファースト・テイク的”(!?)な動画撮影にチャレンジしてくれた。
使用した感想をふたりに語ってもらおう!
KIMI:まず、今回、使用した機材だけで配信ライヴができちゃうのがありがたいと思いました。めちゃめちゃ簡単にレコーディングできます。ヴォーカル的に、どうしてもコンプをかけたくなるんですが、それが難しい設定が必要なく手軽にボタンひとつでできるのがありがたいんですよ。コンプ・ボタンを押すと、そんなに多くのコンプを聴き比べたことのない私でもわかるぐらいツブ立ちを揃えてくれるのが驚きでした。それに、とても暖かみのある音になるんですよ。ギターがとくにね?AYUMI:ヴィンテージ・マイク・プリアンプ・モードというのがまたよくて、コンプもプリアンプ・モードも両方オンにして録るのがよかったです。暖かみとキラキラとした感じも加わって、アコギじゃなくてエレキでも録ってみたいです。なんか、生音よりも、いい音になってくれるというか(笑)。
KIMI:DynaCasterというマイクもいいんですよ。内蔵のマイクプリが優しく歌う部分でも、しっかりと拾って持ち上げてくれます。

プロフェッショナルなレコーディング・クオリティを実現!

Universal Audio
Volt 276
¥36,850(税込)

右上にはインプットとアウトプットのレベルを確認できるメーターを装備。視認性も高い。
右下のボタンは、レイテイシーなくレコーディングが行なえるダイレクト・モニタリング・ボタン

フロント

ア。MIDIイン/アウトも装備

◎Mac、Windows、iPad、iPhone 対応、24ビット/192 kHz オーディオ・コンバーターを備える、2イン/2アウト仕様のデスクトップ型USB 2.0 オーディオ・インターフェイス。
USB バスパワー駆動。コンデンサー・マイク用の48vファンタム電源装備。1系統の MIDI 入出力端子を装備。
〈システム使用条件〉
●Mac & PC:利用可能な USB 2.0(またはそれ以上)ポート、USB ケーブル(USB-C to USB-A ケーブル付属)、Intel、AMD、または Apple Silicon プロセッサ、PC=Windows 10 64ビット版、macOS=10.14 Mojave 以降。ソフトウェアダウンロードのためのインターネット接続環境
●iPad & iPhone:iPadOS / iOS 14 以降。デバイスによっては、外部 Volt 用電源と Apple Lightning – USB Camera Adapter が必要(USB-C 搭載の iPad を除く)
◎Ableton、Melodyne、UJAM Virtual Drummer、Marshall、Ampeg などの音楽制作ソフトウェアをバンドル
●外形寸法:184(幅)×57(高さ)×116(奥行き)㎜(突起物を含まない)
●重量:786g

Voltのここがすごい!(WeROCK視点)
◎クラス最高峰のオーディオ・クオリティ
◎名機1176をベースにしたアナログ・コンプレッサー内蔵
◎iPadやiPhoneに対応!

小型なのにしっかりとした印象のあるオーディオ・インターフェイスだ。
小型すぎるとケーブルを接続した際に、動いてしまったり、机から落ちそうになったりするのだが(これがけっこう問題!)、このVoltはそんな心配がなさそうだ。そんな第一印象だが、その中身をあなどってはいけない。音のクオリティに定評があり、多くのDTMerの憧れでもあるユニヴァーサル・オーディオのインターフェイス“Apollo”を開発したチームが手掛けたとのことで、その音質にも注目だ。
どこがすごいかは、上記に3つあげてみた。
まず、“クラス最高峰のオーディオ・クオリティ”という部分。ここに、大きく関わってくるのが、ヴィンテージ・マイク・プリアンプ・モードを搭載しているところだろう。これは、ヴィンテージなユニヴァーサル・オーディオのマイク/ライン/インストゥルメント・プリアンプによる豊かで充実したトーンを再現してくれるとのことで、ヴァン・ヘイレンのレコーディングにも使われた、ユニヴァーサル・オーディオの 610チューブ・プリアンプ回路を内蔵している。今回、下記で紹介しているブライディアのおふたりに試奏をしてもらっているのだが、このプリアンプをオンにした瞬間に、音の輪郭がハッキリとし、ヴォーカルやアコギを前面に押し出してくれるのを実感できた。名機であればあるほど、持ち運びがたいへんだったり、貴重すぎて手軽に移動できないのが“プリアンプあるある”なのだが、ボタンひとつでこれはすごい!
続いて、これまた便利すぎるのが“ユニヴァーサル・オーディオの名機1176をベースにしたコンプレッサー内蔵”だ。最近のDAWには、便利で優秀なコンプレッサーのプラグインが内蔵されているが、スレッショルドだったり、レシオやらアタックやら、なかなか設定が難しかったりする。しかし、Voltはボタンひとつで最適なコンプをかけてくれる。そのかかり方も、ハッキリと実感できるものでありつつ、かけすぎ感はなくヴィンテージ・ライクな暖かみのあるトーンになってくれる。
そして、現代に便利な機能が、“iPadやiPhoneに対応”というところだろう。PCがなくても手軽に録音でき、さらに高音質というのは、ホントに便利でありがたい。そしてデジタル臭さがなく、アナログライクに録れるのもうれしい!

コンプレッサーの選択ボタンとプリアンプのオン/オフ・ボタン。3種類から選べる

▲ファンタム電源用のボタンはこちらに搭載。フロント側にヘッドフォン・アウトも装備

iPhoneやiPadに接続できるのは超便利だ(Voltへの電源供給には外部電源が必要)

 

■Volt 276の詳細
https://hookup.co.jp/products/universal-audio/volt-276

■Volt 276が通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/dt/dt05/dt050590/715856
○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/ua-volt-276

 

⬇︎そして今回の動画撮影で使用した機材が、こちらだ⬇︎

Volt 276 Studio Pack
¥51,700(税込)

■Volt 276 Studio Packが通販で購入可能■
○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/ua-volt-276-stupk

 

sE Electronics:DynaCaster
¥31,900(税込)

◎ブライディアが動画で使用したのは、Volt 276に、コンデンサー・マイク、XLRケーブル(3m)、モニター用ヘッドフォン、音楽制作ソフトウェアをバンドルしたスタジオ・パックと、 “DYNAMITE” プリアンプを内蔵したsEエレクトロニクスのDynaCasterだ。
ヴォーカルの収録に使用したDynaCasterのプリアンプがかなり秀逸で、歌声をグッと前に出してくれる!! 今回はスタジオ・パックのコンデンサー・マイクをアコギの収録に使用した。

■sE ElectronicsのDynaCasterの詳細
https://hookup.co.jp/products/se-electronics/dynacaster

■sE ElectronicsのDynaCasterが通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/rp/rp14/rp141761/723543
○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/se-elc-dynacaster


◎ブライディア2019年、アルバム『Expose Your Emotions』でメジャー・デビューを飾ったブライディア。デビュー前よりヨーロッパ・ツアーも精力的に行ない、そのメロディアスな楽曲でも注目されてきたツイン・ギターのガールズ・メタル・バンドだ。2021年4月にはメジャー・セカンド作『Bloody Bride』(写真)を発表し、さらなる進化を見せつけた。2022年4月20日にリリースされるメジャー・サード・アルバム『AEGIS OF ATHENA』にも注目!!

アルバム:『AEGIS OF ATHENA』

ブライディア  公式サイト
https://bridear.jp/