トーピドでSYUがSYUの音を再現!

スペシャル・アルバム『UNION GIVES STRENGTH』で聴けるギター・サウンドをSYU本人に再現してもらった。
使用したのは、そのレコーディングでも使っているトゥーノーツのトーピドだ。
2種類のトーピドを使用して、本人が実際のアルバム・サウンドに迫ってくれたぞ。これは、シミュレーションではなく、まさにそのものの音では!?


SYU:レコーディングでは、ギターからシナジー→トーピド・スタジオで接続しています。
今回、そのシナジーを使ったまま、トーピド・スタジオをC.A.B. M+キャプターXという2種類に変えてシミュレーションしてみました。
まず、C.A.B.M+は、パワー・アンプ・シミュレーターも入ってるので、シナジーのSOLDANO-SLO moduleから、直接、C.A.B.M+に接続して音を作りました(下図)。
使い勝手がすごく簡単で、トーピド・リモートというアプリをダウンロードすれば、手軽に音色を変えていくことができます。で、C.A.B.M+になってからはプリアンプ機能も内蔵されていて、クリーン・トーンならC.A.B.M+単体でも音作りできるんですね。これが、すごくよかった。

いっぽうのキャプターXはロードボックスを内蔵したキャビネット・シミュレーターですね。今度は、パワー・アンプから、あるいはアンプ・ヘッドをそのまま接続して音作りができます(下図)。
僕が使ってるトーピド・スタジオに近い使用感で、レコーディングだけではなく、ライヴの現場でもバッチリ使えるモデルですね。個人的には、C.A.B. M+よりもこちらのほうがキャビネットとかの音も好きでした。よりリアルなサウンドというか、実戦向きかと。今もトーピド・スタジオをライヴに持ち込んで、本物のキャビの音とともにPA卓に流してるんですが、このキャプターXでもそういう使い方ができますよね。


Two notes
Torpedo C.A.B. M+
¥オープン(市場予想価格 ¥36,850/税込)

【仕様】
インプット:
アンプ・イン=バランス:TRS 1/4″フォン端子(IN LEVELスイッチで入力感度とインピーダンスを設定)、AUXイン(ミニフォン・ステレオ端子。モノラルに変換)
アウトプット:スピーカー・アウト(アンバランスTS 1/4″フォン端子)、ライン・アウト(バランスTRS 1/4″フォン端子)、DI OUT(XLRバランス)、ヘッドフォン出力(ミニフォン・ステレオ端子)
●最小レイテンシー:2.2ms(ライン・イン〜ライン・アウト)
●電源:専用電源アダプター付属(2.1mm、センター・マイナス)、12v DC
外形寸法100(幅)×60(高さ)×121(奥行き)mm(突起物含)
●重量:450 g

メインの歪み

SYU:パワー・アンプの回路がすごくいいんですね。ペントードかトライオードが選べるんですが、僕はペントードを選択してます。選んだのはPP EL34です。そこに、EQで800Hzと、エンハンサーの部分でも中域をじゃっかん強調しながらエディットしてます。マイクは、スタジオのアンビエンスを強調しなくても充分にオンとオフのマイク感が得られますよ。

クリーン・サウンド

SYUこちらは真空管に6L6を使ってます。僕のトーピド・スタジオっぽいBrit VintCというキャビネットを選びました。プリアンプはシナジーでクリーン・サウンドを作ってます。今回のアルバムの「FLAMES OF RAGE」などで聴けるクリーンになってるのではないでしょうか。

 

■Torpedo C.A.B. M+が通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am01/am010588/687229

○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/twonotes-tncabm

 

■製品の詳細■
http://www.electroharmonix.co.jp/twonotes/torpedo-cab-m-plus.html


Two notes
Torpedo Captor X
¥オー
プン(市場予想価格 ¥70,950/税込)

【仕様】
●インプット(スピーカー入力端子):6.35mm(1/4″)アンバランス(TS)。IN LEVELスイッチで入力感度を設定(HIGH:0 dB/LOW:−15 dB)
●アウトプット(スピーカー出力端子):6.35mm(1/4″)アンバランス(TS)
●ロードボックス・インピーダンス:8Ω(16Ω仕様もあり)
●左/右出力端子:XLRバランス
●最大出力レベル:15 dBu @ 600Ω
●ヘッドフォン端子:6.35mm(1/4″)ステレオ(TRS)
●MIDI入力端子:1/8″バランスTRS、1/8″ to MIDI変換ケーブル付属
●USB端子:Micro USB Type B、Micro USB Type B to USB Type A変換ケーブル付属
●ADC/DAC:サンプリング周波数=96 kHz、解像度=24ビット
●最小レイテンシー:2.2 ms(スピーカー入力 to 左/右出力)
●電源:AC100〜240 v、出力:DC12 v @ 1A
●外形寸法:128(幅)
×64(高さ)×175(奥行き)mm
●重量:1.3kg

メインの歪み

SYUじっさいにレコーディングで使ってるトーピド・スタジオに似ていますね。キャビネットも、トーピド・スタジオと同じでもよかったんですが、あえて違う種類にしてみました。選んだのは、Kerozenというディーゼルっぽいタイプです。リードもこなせる音にしてみたので、ちょっとエンハンサーをエディットしてます。

クリーン・サウンド

SYUこちらもシナジーでクリーン・サウンドを作って、パワー・アンプも通して接続しています。キャビネットは、The Oneというタイプを使ってみました。スピーカーが1発ずつ入ってるキャビネットみたいで、ダイレクト感がありながら、大きなキャビならではのレンジが足された音になりました。

 

■Torpedo Captor Xが通販で購入可能■
○イケベ楽器
8Ωモデル
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am01/am010588/679611
16Ωモデル
https://www.ikebe-gakki.com/c/c-/am/am01/am010588/688166

○ミュージックランドKEY
8Ωモデル
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/twonotes-tncapx
16Ωモデル
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/twonotes-tncapx-16ohm

 

■製品の詳細■
http://www.electroharmonix.co.jp/twonotes/torpedo-captor-x.html