シールド・ケーブル22本 弾き比べ!!〜前編

もはや、いいシールド・ケーブルを使用するのはギタリストとして当たり前の時代になっている。
しかし、どのケーブルを選ぶかは悩みどころ。最近は通販で購入する方も多いと思うが、となると試奏もできない……。
そこで、この企画だ。通常の試奏記事の他、アナライザーを導入しての比較など、各モデルの違いを感じよう!
※WeROCK 073の掲載記事を前編と後編に分けて紹介します。

後編は
http://rockinf.net/eyes/?p=3501
をご覧ください。

【試奏にあたって】
今回の試奏は、以下のギター、そして環境で行なった。
■使用ギター→ハムバッキング搭載のストラト・シェイプ・モデル。おもにリア・ピックアップを使用。
■アンプ→今回は、アンプを使わずにDTM環境でDAWを使って測定。
■試奏(聴感上)グラフ→DAWでプラグ・インを使い、聴覚上の感覚をグラフ化。
プラグ・インは、スタック系アンプのシミュレーターを使用した。

弾いて聴いた聴感上のグラフ。マーシャルで歪ませて弾いた時のサウンドをグラフに表わしてみた

■フリーケンシー・アナライザー値→DAWソフトのプラグ・インを使用し、その周波数特性を記録。
ここでは、Emのコードを弾いた時に得られた数値を掲載。ちなみに、弾くギターや、そのギターのチューニング、弦の種類などでも数値は変わってくるので、ここで出た数値が、そのケーブルの標準的な数値とはいえないので注意してほしい

今回の試奏では、全ケーブルを同条件でフリーケンシー・アナライザーに通してみた。
上記のグラフは、安価なギターにセットで付いていたケーブルを測定した時の結果なのだが、これに比べると、今回、試奏した各モデルはどれも驚くほど髙い数値を示していて、かなり精度の高いモデルということが確認できる

ケーブルでギターのトーンが変わる!!

ケーブルの弾き比べレポートをより深く楽しんでもらえるよう、知っておきたいケーブルの一般論や豆知識などをガイドしたい。
そこでフックアップの伊藤氏に、同社が手掛けるヴァイタル・オーディオのケーブルを軸に話を聞いた。
——一般的な傾向として、ケーブルの太さや長さは音にどのような変化を与えるのでしょうか?
伊藤:一般的に“ケーブルが太ければ、音も太くなる”と思われますが、たんに太ければいいというものでもありません。芯線の太さと外皮などのシールドを構成する要素がそろってはじめていいサウンドへと変わると思います。芯線が太すぎてもガチガチになったり、芯線が細くても外皮が肉厚だったりしたら音もボヤけてしまいます。構成素材の黄金比がいいケーブルになるのです。
また、長さで言えば長い距離を通ることで信号のロスが発生しますし、ノイズが乗りやすくなりますね。10mくらいまでであれば、そこまで神経質にならなくていいと思いますが、20mも30mも引き回すとなるとノイズを拾う原因となりまし、信号ロスによるハイ落ちなどの原因にもなります。
——プラグの種類などによっても、サウンドは変化しますか?
伊藤:変化しますね。いちばん変化が出るのがプラグのメッキじゃないでしょうか。
ヴァイタル・オーディオでは、ゴールドやニッケルのスタンダードなメッキに加え、コバルト・メッキを施したモデルもあります。あとはプラグ・キャップもブラス素材とアルミ素材のものがありますが、音の重さにやや違いが出ますよ。そして、ハンダはとくに電気信号が通る部分ですから、その質は音質に大きく影響します。
——ケーブルの寿命は、通常使用でどのぐらいでしょうか?
伊藤:大事に使えば長く使えると思います。ヴィンテージのケーブルもあるくらいですから。
ただシールドは金属を多く使っています。その金属が酸化し、腐食して行きます。芯線も電気信号が流れるわけですから、何年も使っていればくたびれてきますし、曲げることでその部分に負荷が掛かり断線する場合もあります。プラグは酸化して曇ってきたり抜き差しすることで、ハンダが取れてしまうこともあります。
でも、長年使うことでケーブルがエージングされ、新しいケーブルとエージングされたケーブルとではサウンドがじゃっかん変化していきます。そのため長年使い続けた音と新品の音とでは好みがわかれるかもしません。体感的にヌケが悪くなってきたなとか今までのサウンドと変わってきたなと感じたら替え時じゃないでしょうか。
——選ぶ時のポイントは?
伊藤:いちばんは“好み”じゃないですかね。音の好み、デザインの好み、カラーの好み。せっかくいい楽器を買って、いいアンプを手に入れたのに、それを繋ぐシールドの質が悪かったり、デザインが悪いとカッコつかないじゃないですか。シールドも楽器の一部ですから、しっかりこだわって自分好みのものを使ってほしいですね。楽器店によってはケーブルの試奏もできるところも多く、しっかりサウンドを確認できる環境はあるので、購入の際は何種類か試してみるのもいいのではないかと思います。


▲1芯タイプのケーブルと2芯タイプのケーブル。一般的な楽器用のケーブルは一芯タイプだ


VITAL AUDIO
CAVA Cobalt-α VA-Ⅱ
¥6,500+税(3m)〜¥8,000+税(5m)/試奏機種は¥6,500+税(3m)

楽器ケーブル史上初めて、ブラグにコバルト・メッキを施したのが、こちらのモデルだ。これまでのプラグといえば、ゴールドやニッケルのメッキだった。ゴールドは音の伝達率がよく甘めのトーン、ニッケルはアタックの速いサウンドなどと言われていたが、このコバルトはどうだろうか。メーカー的には、音のハリ、抜け、一音一音のツブ立ち、艶やかさなど今までのメッキ加工に比べ、トータルで“よい音”を実現したとのことだ。
じっさいに弾いてみると、コバルトの恩恵かはわからないが、ひじょうにブライトなケーブルという印象を受けた。各弦の分離がよく、ハイからローまでバランスよく出てくれている。それは、オーバードライブさせても同様で、コバルト・メッキがあるなし関わらず、素直なトーンを出してくれるモデルだ。

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/cava-cobalt-alpha-series


VITAL AUDIO
VA-Ⅱ -High Power Guitar Cable-
¥2,900+税(1m)〜¥5,300+税(5m)/試奏機種は¥3,900+税(3m)

コアを従来のケーブルの2〜3倍の太さにすることで、静電気を減らし音質の向上を実現したというヴァイタル・オーディオのフラッグシップ・モデルだ。
シールド部分には、隙間を100%遮蔽(しゃへい)して外部ノイズをカットした過密編組シールドを使用し、ノイズ対策を行なっている。こちらのプラグは、24金メッキ一体構造タイプの新型プラグMS-40Gプラグを使用。左のコバルト・モデルを試奏してから、こちらを弾いてみると、たしかに甘めのトーンだと感じたが、極端にトーンが違うわけではなく、もともと持っているサウンドがナチュラルなので、ややハイをまろやかにした感じだろうか。基本は、フラットなモデルで、どちらも、アタックが速く、ピッキングの追従性がいい。ギターならではのトーンを再現してくれるモデルだ。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/372402

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/va-2


VITAL AUDIO
VA-Flex -Super Flexible & Solid Sound Cable-
¥2,800+税(1m)〜¥4,600+税(5m)/試奏機種は¥3,600+税(3m)

第一印象は、とにかくケーブル自体がスリムで取り回しやすく、ライヴなどで重宝するタイプだと感じられた。プラグも小さめで、扱いやすい。どこかパッチ・ケーブルが、そのまま長くなったような印象だ。
さてさて、これだけ細めだと音に影響するのかが心配だが、そんな不安は必要ない。弾いてみると、ハイがまろやかで耳に痛い部分を軽減してくれる。これなら、ストラトなどのシングルコイル・ピックアップに合うのではないだろうか。この細いケーブルを作るにあたって芯線構造にもこだわっているようで、同心撚線という中心から円を描く構造になっており、これにより信号ロスを防ぐ効果がある。ライヴでの使用を考えても、音質が低下するどころか、パワフルで引き締まったトーンを作り出している。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/529388

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/va-flex


VITAL AUDIO
VA-Ⅳ -All-round Guitar & Bass Cable-
¥2,600+税(1m)〜¥3,700+税(5m)/試奏機種は¥3,000+税(3m)
※販売終了予定

ヴァイタル・オーディオのケーブルの中でも、高いコストパフォーマンスを実現したモデルだ。最近は、高額なモデルが多いなか、しっかりとした品質を保ちながら、なんと5mでも¥3,000台! これは、かなりお買い得といえるだろう。
試奏してみると、ホントに上位機種との違いがわからないぐらいのトーンをしている。それもそのはず、上位モデルと同様のOFCケーブルを使用して音質や耐久性、ノイズ対策など妥協せずに作られているとのこと。VA-のコバルト・モデルと比べると、ややハイを抑えたように聴こえるが、充分なレンジを誇ってるように感じられた。この価格で、このトーン……ヴァイタル・オーディオ恐るべしと言っても過言ではないモデルであり、まずはここからケーブルの世界に飛び込むのもいいだろう。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/467449
※3mのS/Lタイプ

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/va-4


VITAL AUDIO
VPC -Professional Curl Cable-(※Red)
¥3,200+税(5m)、¥3,500+税(7m)/試奏機種は¥3,200+税(5m)

みなさんは、カール・コードにどういうイメージをお持ちだろうか? ヴィンテージ・テイストあふれるヴィジュアルを優先し、音質については、どうしても二の次になってしまうイメージだろう。ところが、このヴァイタル・オーディオのVPCは、そのイメージを覆してくれた。
まず、その製造過程でも、いっさいの妥協がなく、他のモデルと同様のこだわりで作られている。なので、トーンの劣化などは皆無で、弾いて最初に感じたのは、ミッド・レンジに特徴がある印象だった。これが、この形状からくるものなのかは定かではないが、充分に現代の音に対応しているどころか、このケーブルならではのトーンがおいしいとも思ってしまった。L型プラグもヴィンテージ・ライクな平型を使っていながら、まったく音色を損なっていないぞ!

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/167108

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/vpc-professional-curl-cable


Van Damme
Lo-Cap 55
¥10,000+税(3m)〜¥16,000+税(7m)/試奏機種は¥10,000+税(3m)

ロンドンの名門、アビー・ロード・スタジオが選んだケーブルとして有名なヴァンダム・シリーズ。こちらは、もっとも高域の減衰が少ないというモデル。全体的にはフラットな印象だが、その中でもミッド〜ミッド・ハイが強めに出てくれるように感じた。とくに、オーバードライブさせた時に、ミッド・ハイのヌケがよく、ブリティッシュなサウンドによく合うと思う。すなわち、ハムバッキングならではの音をストレートに出してくれる印象だ。
特徴的なのは、その作りで、プラグはノイトリック製でかなりしっかりとしており、太いケーブルに対応するためにNP2XLといいう大型のものを採用。ケーブルもシルバーの素材でシールドされ、さらに透明のシースで覆われている。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/549078
※5mのS/Sタイプ

問:日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社
http://www.electroharmonix.co.jp/vandamme/silverseries-locap-55.html


Van Damme
Flat-Cap 90
¥7,500+税(3m)〜¥12,800+税(7m)/試奏機種は¥7,500+税(3m)

Lo-Cap 55に比べると、ミッドの押し出しを感じるモデルだ。メーカーによると、Lo-Cap 55→Flat-Cap 90→Hi-Cap 125の順で高域の減衰が多くなってるとのこと。たしかに、Lo-Cap 55に比べるとハイが出ていない印象で、そのぶん中域の膨らみを感じることができたと言える。アナライザー上、低域がLo-Cap 55により出ている点からも、中低域がふくよかなのがわかる。
ケーブル自体の太さも異なり、Lo-Cap 55が、かなり極太なタイプだったのに比べ、こちは取り回しもしやすく細めに感じてしまうが、形状は同じで透明のシースに覆われているため、かなり頑丈な作りだと思われる。プラグは、ノイトリック製のNP2Xを採用。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/549442

問:日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社
http://www.electroharmonix.co.jp/vandamme/silverseries-flatcap-90.html


Van Damme
Hi-Cap 125
¥7,800+税(3m)〜¥14,000+税(7m)/試奏機種は¥7,800+税(3m)

ヴァンダム・シリーズの中で、もっとも高域を抑えたモデル。
今回の試奏は、ハムバッキング・ピックアップのギターで行なっているため、それほどFlat-Cap 90との違いは感じられなかったが、オーバードライブさせて弾いてみると、高域を抑えてる感はある。高域の減衰量特性を数値で表わしたpF/mという単位でいうと、Lo-Cap 55が55 pF/mであるのに対し、Hi-Cap 125は125 pF/m(その単位が品番になってると気づきました/汗)。なんと、数値でいえばLo-Cap 55の倍以上、高域が減衰してるとのこと(メーカー発表値)。そこまで高域を抑えた感は感じなかったが、たしかにストラトなどのシングルコイルで高域がキツイと感じるギタリストにはベストだろう。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/549636
※5mのS/Sタイプ

問:日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社
http://www.electroharmonix.co.jp/vandamme/silverseries-hicap-125.html


Ex-pro
FL
¥3,100+税(0.2m)〜¥11,400+税(15m)/試奏機種は¥4,500+税(3m)

WeROCKに登場するギタリスト&ベーシストの中でも、とくに多くの愛用者がいるのがEx-proのケーブル・シリーズだ。こちらは、ナチュラルなトーンが特徴のFLシリーズ。Ex-pro独自の新素材を採用し、世界最小の線間容量を実現しているとのことだ。これにより、長いケーブルでも高域の低下を最小にとどめてくれる。
弾いてみると、とてもフラットなトーンだと感じさせてくれる。高域のヌケが抜群で、だからと言ってドンシャリな感じではなく、全域をストレートに出してくれて、ギター本来、そしてピックアップが持っているトーンをそのまま表現してくれる感じだ。ケーブルで、あまり脚色したトーンを好まないギタリストには、ぜひオススメしたいモデルといえる。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/52712

問:有限会社イーエクス・プロ
http://ex-pro.co.jp/product/fl-series/


Ex-pro
FA
¥4,000+税(0.2m)〜¥18,800+税(15m)/試奏機種は¥6,500+税(3m)

上のFLに比べると、手にした瞬間に極太だとわかる、直径8Φ仕様のモデル。楽器の持つダイナミック・レンジを極力損なうことなく、アンプやレコーディング機器へと伝えるために、この太さになったという。
試奏してみると、音量がアップしたかのように感じる。そして、ローの出方もすごいうえに、低域のヌケがいいことがわかる。大音量で弾くと、他のケーブルではなかった床が振動している感覚も味わえた。なお、FLもそうだがプラグにもこだわっており、チップ部とパイプ部が一体化しているという独自の構造を持っており、これもまた音ヌケに一役買っているのではないだろうか。極太なため、ライヴでの取り回しに苦労しそうだが、それを差し引いても強力な低音だ!

■通販で購入可能■
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/52718
※3mのS/Lタイプ

問:有限会社イーエクス・プロ
http://ex-pro.co.jp/product/fa-series/


DiMarzio
Steve Vai Signature Cables
¥17,000+税(約3.1m)、¥20,000+税(約5.4m)/試奏機種は¥17,000+税(約3,1m)

 

スティーヴ・ヴァイのシグネイチャー・ケーブルは、カスタム・ゴールド・メッキ仕様のスイッチクラフト・プラグを採用している高級感あふれるモデル。プラグのいっぽうに、スティーヴ・ヴァイのロゴが入っており、こちらをギター側に接続するとのことで、指向性があるタイプなのだろうか。
弾いてみると、中域〜低域に特徴があるトーンを持っていることがわかる。じつは、初代のヴァイ・シグネイチャーが硬めのトーンのイメージだったのでその方向かと思いきや、現在のモデルは耳につくようなハイが抑えられていた。低域の出方は6弦をミュートして弾くとよくわかるが、出すぎているわけではなく味がある程度に仕上がられているのがプロ仕様といえるだろう。

問:株式会社神田商会
https://www.kandashokai.co.jp/flos/dimarzio/accessories/cables/steve_vai_signature_cables.html


DiMarzio
Guitar Cables SS
¥4,800+税(約3.1m)、¥6,600+税( 約6.4m)/試奏機種は¥4,800+税(約3.1m)

 

上のスティーヴ・ヴァイ・シグネイチャーに比べると、かなり価格を抑えてくれているディマジオ製のケーブル。こちらのプラグはゴールド・メッキではないものの、同じくスイッチクラフト製を採用しており、静電容量の低いアメリカ製の高品質な銅線を採用することで、ステージ・ノイズの低減、高フリーケンシー・レスポンスを実現しているとのことだ。
弾いてみると、正直、ヴァイ・モデルと区別がつかないほど、しっかりとしたトーンを出してくれる。ゴールド・メッキはしていないが、ややまろやかな感じを受けつつも、ほとんど同じ方向性のサウンド・キャラクターだと感じられた。巻きグセやネジれが起こりにくく、つねに真っ直ぐになる特性を持っているのも共通だ。

 

 

■通販で購入可能■
○御茶の水楽器センター
https://www.gakkicenter.com/SHOP/list.php?Search=dimarzio+ep1710&FROM_ENCODING=U

問:株式会社神田商会
https://www.kandashokai.co.jp/flos/dimarzio/accessories/cables/guitar_cables_ss.html