WeROCK 111 付録CDインタヴュー集〜4xxERRORCODE 編

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WeROCK 111の付録オムニバスCDに参加したバンドのインタヴュー集を、WeROCK EYESでもお届け!
第5回は、昨年末に新ヴォーカリスト、TAKUROが加入したフォーダブルクロス・エラーコード。
付録CDには、既発音源にTAKUROのヴォーカルを差し替えた楽曲で参加してもらっている!

トレイラー『ツキガキレイデスネ』


今の6人ならではの勢いを楽しんでほしい

——まず、4xxERRORCODE(以下、4xx)の簡単な紹介からお願いします。
Ryö
:MaMico(ds)がリーダーで、メンバー・チェンジを重ねながら今に至ります。
MaMico:簡単すぎ(笑)。最初はハイカラ(ハイ・アンド・マイティ・カラー)のような男女ツイン・ヴォーカルのミクスチャー・バンドを作りたくて、2014年に前身バンドがスタートして。で、2019年7月に今のバンド名に改編し、続けてきました。
——メンバー・チェンジによるところも大きいと思いますが、現在のサウンド・スタイルに変化した理由はなんですか?
Ryö
:僕が曲を作っているので、僕の音楽性がだんだん強く反映されるようになってきて。
——その音楽性とは?
Ryö
:僕はずーっとヴィジュアル系をやってきたんですが、いちばん色こく影響を受けたのはデランジェのCIPHERさんです。
——でも、ハイカラとデランジェを足しても4xxにはならないですよね?
Ryö
:そうなんですよ(笑)。でも、僕自身の今の音楽性が4xxに反映されているのは間違いないです。
——男女のツイン・ヴォーカルというバンドはあっても、男女のツイン・ギター、男女のリズム隊がそろっているというのはかなり珍しいですよね。
MaMico
:一緒にやりたいメンバーを探していったらこうなりました(笑)。
Ryö:でも、そこも密かに売りにしています(笑)。
——和の要素も強く感じますが、それもRyöさんの音楽性から来ているんですか?
Ryö
:そうですね。和に限定しているわけではないですが、たまたま何曲か続いた感じです。
——他のメンバーの音楽性も教えてもらえますか。
Yui
:バンドをやろうと思ったきっかけは、いきものがかりです。女性ヴォーカルに憧れていて、ロックがいいなあと思ってからは上木彩矢さんをよく聴いていました。あと、4xxに入る前ぐらいから今まで和楽器バンドをよく聴いてますね。
TAKURO:両親の影響でXが好きになったのが最初ですね。その後、まわりでヒップホップ派かメロコア派みたいなものができてきて、自分はハイスタ(ハイスタンダード)が好きになりメロコアにハマっていきました。そこからパンクやアンダーグラウンドなものも聴くようになっていきました。
Ruu:私はSHOW-YAの☆︎SUN-GOさんに憧れてギターを始めたんですね。その後、モトリー・クルーとかもコピーするようになり、どんどん遡ってレインボーとかUFOとかも聴くようになったんです。あと、4xxに入る前はずっとコピー・バンドをやっていて、聖飢魔やアンセム、セックス・マシンガンズとか好きでしたね。
Seiya:高校の時にMR. BIGとかのコピー・バンドをやっていて、そこからジャズやフュージョンを聴くようになり、ファンクやソウルも聴き……オール・ジャンル好きですね(笑)。
Ryö:メンバーみんな、好きなジャンルはバラバラなんですが、それが重なる部分が4xxなんですよね。
Ruu:曲中に、自分の好きなフレーズを放り込んでみるんです。それでダメだったら引っ込めてね(笑)。
Ryö:作曲もめっちゃ忖度しますから(笑)。“ここはSeiyaが目立つとこだよ”とか“ここでRuuさん、速弾きしていいよ”とか。
——前身バンドから数えて、10年以上の活動歴がありますがターニング・ポイントとなったことは何ですか?
Ryö
:やっぱり、ブラックリステッドに所属するようになったことですね。そこから、活動がより精力的になって。
——2025年4月にはそのブラックリステッドから『ツキガキレイデスネ』をリリースされました。
Ryö
:アルバムの反応がよくてうれしいです。曲を覚えやすいと言ってもらえることも多くて、ライヴ前に聴いてもらって、本番でちゃんと盛り上がってもらえているなという手応えがあります。
——アルバムは前任男性ヴォーカルでレコーディングされていますが、聴きどころとなると?
Yui:私の歌が聴きどころです(笑)。
Ruu:「kaguya -2025-」と「蜘蛛」、「ドレス」、「M.a.S.k」での私のギター・ソロが聴きどころです(笑)。
Ryö:ギターのバッキングは刻みだけでなく、裏でメロディを絡めたり、9thとかsus4の音も使ったりしているので、そこに気づいてもらえるとうれしいです。そうしたところにもデランジェの影響が出ていますね(笑)。
——そのアルバム・リリース後、2025年12月末にはメンバー・チェンジがありTAKUROさんが加入しましたね。
Ryö
:TAKUROはもともと前身バンドのヴォーカルだったんですが、家庭の事情などで4xxを立ち上げる時には参加できなかったんです。
TAKURO:その後も、Ryöさんの家にご飯を食べに行くような関係が続いていたんですが、ある時“ヴォーカルが抜けるから戻ってこい。TAKUROがやらないなら4xxは活休する”と聞かされて。バンドを離れてからも、4xxのライヴにも誘われて観に行っていたので、今のバンドの感じはわかっていたのですが、歌うのは久しぶりだったので大丈夫かなという不安もありました。だけど、やってみたらメンバーみんながいいんじゃないと言ってくれて。あと、以前は若さと勢いだけでやっていて歌詞もちゃんと覚えてなかったんですが、もう大人なので(笑)、これからはちゃんと覚えようかなと。
Yui:今まで、3人ぐらいヴォーカリストとしての相方がいたんですが、TAKUROはいちばんのお気に入りです。歌っていてしっくりくるんです。
——今回のオムニバスには、『ツキガキレイデスネ』から「kaguya -2025-」をTAKUROさんのヴォーカルに差し替えたヴァージョンで参加してもらいました。この曲を選ばれた理由は?
Ryö
:ライヴにおけるラストが定位置の曲で、いちばん人気があるかな、聴きやすいかなというところで選びました。
——TAKUROさんがリテイクする時に意識したことは?
TAKURO
:メンバーから特に“こう歌ってほしい”とかの注文もなく、“いけるでしょ!”と。だから、自分がいいと思う形で歌いました。
Seiya:めっちゃよかったよ。
MaMico:前のバンド時からやっていた曲だもんね。
——歌詞のモチーフは?
MaMico
:まず、月のイメージの歌詞にしたかったんです。そこから、さらに日本風にするには竹取物語をモチーフにするといいなと思って。
——新体制での新作も含めて、今後のヴィジョンを教えてください。
Ryö
:まず、3月14日に赤羽レニーアルファで開催される“クレイジー☆フェスト”に出演します。これが新体制での初お披露目になりますね。最近、地元の秋田だけでなく、東京などでのライヴ・イヴェントにも誘われることが増えてきているので、東京を含めて遠征することが多くなると思います。
TAKURO:個人的ですが、僕、いろんなバンドが好きなんですね。で、どんなバンドも特に初期が好きなんです。みんな初期ならではの荒々しさがあるじゃないですか。4xx自体は長く活動していますが、僕が入っての初期ですし、これからライヴを重ねていく中で、今の6人の初期ならではの勢いを楽しんでほしいです。
——『ツキガキレイデスネ』を発表したばかりですが、新体制での新曲については?
Ryö
:今は速い曲が多いんですけど、これからはミドル・テンポで横ノリみたいな曲もやっていきたいです。TAKUROが持つヒップホップの要素も活かしていきたいですしね。
——4xxのサウンドを一言でまとめるのは難しいですよね。
Ryö
:MaMicoがやりたかったのはラウド・ロックだったんですが、そこにヴィジュアル系をやってきた僕が曲を書いていて、歌謡曲が好きなYuiが入り、ハード・ロック・ギタリストのRuuが入り、オール・ジャンルで地元でベースの先生もやっているようなSeiyaが入って。で、パンクとかヒップホップ流れのTAKUROが戻ってきましたからね(笑)。女性メンバーが3人いるんですが、ガールズ・ロックの枠にはとらわれないような感じだし、いろんな要素があるので、ハード・ロックが好きな人にもヴィジュアル系が好きな人にもラウド・ロックが好きな人にもフックのあるバンドなのかなと思っています。

▲左より、Seiya(b)、Ruu(g)、TAKURO(vox)、Yui(vo)、Ryö(g)、MaMico(ds)

アルバム『ツキガキレイデスネ』
2025年4月25日 ¥3,080(税込)

①kaguya -2025-
②蜘蛛
③ドレス
④斬撃パラサイト
⑤カラクリ HUMANITY
⑥M.a.S.k
⑦FLASHBACK
⑧本能 THE インフェルノ

新曲やライヴの定番曲を収録したファースト・アルバム。キャッチーさと重心の低いサウンドを融合させつつ、和の要素を導入した楽曲も聴かせる。なお、本作の男性スクリームは前メンバーによるもので、Yui(vo)のクリーン・ヴォイスによるメロディと新メンバーのTAKUROがどういうコンビネーションを組み上げてくれるのか注目される。

■ライヴ予定■
5月23日(土)=吉祥寺クレッシェンド

■フォーダブルクロス・エラーコード 公式サイト■
http://error4o4notfound.web.fc2.com/


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