WeROCK 111 付録CDインタヴュー集〜Keisandeath & XELESIAH 編
WeROCK 111 付録オムニバスCD参加したバンドのインタヴュー集。
第6回は、意外すぎるコラボレーションを実現させたケイサンデスとゼレシアに注目。
ケイサンデスのKeiとZUKA、ゼレシアの皇に制作の背景などをインタヴュー!!
Keisandeath × XELESIAH MV「天照 -AMATERASU-」
イントロから世界観に引き込まれたんです
——ケイサンデスとゼレシアという意外すぎる2組のコラボレーションですが、どういうキッカケで実現したんですか?
Kei:2025年5月だったかな、私が観に行ったライヴにゼレシアが出ていたんです。それがすごくカッコよくて、まず私達が主催する“FESTDEATH”に出てもらいたいなと思って。
ZUKA:それで、2025年8月にやった“FESTDEATH”にゼレシアが出てくれたんですよ。その後、いろいろ話すようになり、一緒に何かやろうと言っているところに、WeROCKのオムニバスCDの企画を聞いて“これだ!”と。
——え、ウチのオムニバスCDも後押しになったんですか?
ZUKA:そうです(笑)。
Kei:2025年の12月20日か21日にコラボ曲をやろうと決めたんです。
皇:その時に曲名も決めてもらって。
Kei:私が“天照”というアイディアを出したら、即決で。
——作詞作曲を含めて、制作はどのように進めたんですか?
ZUKA:まず、皇君に曲を作ってよと。
——ZUKAさんから誘っておきながらですか(笑)。
ZUKA:(笑)。ゼレシアの曲がすごくカッコいいから、そこをスタートにしてケイサンデスが乗っかっていこうと。それで、皇君が3日ぐらいでデモを仕上げてきた。だから、柱となる部分は全部作ってもらっています。
——“天照”というワードから作ったところもあるんですか?
皇:少しはありました。神々しいイメージ、光のイメージを決めたぐらいで。ZUKAさんからは、作りたいように、ゼレシアっぽく曲を作ってくれと言われたんですが、ゼレシアの曲はエクストリームの要素が強いところにプログレだったりオーケストラなどの要素が入っていて、今後、両者ともそれぞれライヴで演奏することを考えると、エクストリーム要素を極限まで削りつつ、かつKeiさんの声が浮かないようにしようと。それで、シンプルめにしつつオーケストラ要素を前に出し、ゼレシアの要素を出しつつ、ケイサンデスのことも引き立つ曲にしました。
ZUKA:シンプルとは言え、展開は多いですけどね(笑)。
皇:ふだんのゼレシアの曲のほうが多いですよ(笑)。
ZUKA:デモが届いた時、“壮大なものを作ってきたな!”と。そのデモはイントロもアウトロももう少し長かったんですが、イントロから世界観に引き込まれて、展開していくところもゼレシアらしいものを作ってくれたなと思いました。同時に、これはどうやって歌っていけばいいかなと。
Kei:自分からは絶対に出てこない曲調でしたね。
——和も取り込んだハード・ロック/メタルのケイサンデスとゴシック・メタルコアのゼレシアに共通点が見えにくいんですが……。
ZUKA:2バンドのジャンルは違いますよね。でも、近いジャンルだとおもしろくないし、あまりにかけ離れていると融合しづらい。そのバランスで考えるとゼレシアとはおもしろいことができると思ったんです。“FESTDEATH”で初めて共演した時、ゼレシアのパフォーマンス、姿、やっている音楽、すべてを気に入ったんです。で、皇君と話してみると好青年という(笑)。
皇:ケイサンデスは若干のゴシック味も感じる衣装やメイクとともに音楽をやっていて、コンセプトがしっかりしている。だから、ゼレシアとも親和性が高いなと感じたんです。
——作詞は?
ZUKA:作詞とメロディはKeiが担当して、皇君も交えて3人でやり取りしながら仕上げていきました。
Kei:ふだん使わないコード進行なので、メロディを考えるのは苦労しました。最初は、あまり動きのないサビで歌ったんですが、皇君からもっとメロを動かしてほしいとリクエストされつつ、もっと和に振ったほうがいいかなとかいろいろ練りました。
——レコーディングは?
皇:ドラムは打ち込みなんですが、ギターとベースは僕が弾いて、ヴォーカルはそれぞれ別々に録ってます。
——そう言えば、皇さんはもともとギタリストで、歌い始めたのはゼレシアからなんですよね。
皇:いえ。じつは、18歳の時にヴォーカルで音楽活動を始め、その後、20歳からギターとベース、作曲を始めて、ゼレシアをスタートする時にまたヴォーカルに戻ったんです。最初はa crowd of rebellionの宮田大作さんに憧れて音楽を始めて、その後、いろいろ聴くようになりクライシス・スレイヴのNonameやデクスコアの架神-kagami-さんとかからメイクも含めて影響を受けています。
Kei:皇君は、私にないものをいっぱい持っているんです。
皇:Keiさんは普通に洋テイストの歌も和テイストの歌も歌える。繊細さも特出しているし、ステージでの存在感もすごいと感じます。ざっくり言うと、自分はダークな“王様”感というか威圧感を出しているんですけど、Keiさんは“神様”感がある。
——すでにライヴでも披露されているんですよね。
ZUKA:1月4日にゼレシアのワンマンがあったんですけど、そこにKeiがゲストで出て歌ってます。
皇:他の曲と比べてもお客さんのレスポンスがよかったし、僕とKeiさんが並んだ時に圧倒的な存在感があって、想像以上でしたね。
ZUKA:(2025年12月の)“FESTDEATH”でも1曲、一緒に歌っているしね。この2バンドが仲がいいというのは知ってもらっているし、好意的な反応でした。
Kei:とっさに決めたんです。ウチの出番前に、楽屋裏で皇君がケイサンデスの「Cattery」を歌ってたんです。で、最後に「Cattery」をやるから一緒に出てよって半分冗談でお願いして。
——それは、一緒に歌いたいというアピールだったんですか?
皇:いや、まったく(笑)。たまたま歌ってただけで。
ZUKA:で、急いでウチのメンバーにも話して、歌い分けも決めてね。
——今回のオムニバスでケイサンデス、ゼレシアを知った読者にそれぞれアピールをお願いします。
ZUKA:ケイサンデスは聴きやすさを考えつつ、ハードなところも追求しているバンドです。ライヴも、また行きたいと思ってもらえるような楽しいものを目指しています。逆にゼレシアのライヴはいつも迫力がすごいし、お客さんはあのエネルギーをもらいに行っているんだなと感じています。
皇:ゼレシアは、もともとアムネシアというバンドだったんですが、ヴォーカルが抜けて僕がヴォーカルになりゼレシアになったんですね。ゼレシアには自分の人生すべてを注ぎ込んでいるし、首にゼレシアのロゴのタトゥーを入れているぐらいなんです。音楽性だけでなく、コンセプトも含めて、唯一性、意外性の高いバンドだと思っています。
——このコラボレーションは、今後も続きそうですか?
ZUKA:ウチとゼレシアで地方にも行こうと話しています。音楽に対する気構えが似ているし、人間性の面で一緒にやっていけるバンドだと思っていますし。あと、4月19日の六本木GT Live Tokyoでこのシングルのリリース記念ライヴをやるんですが、皇君も出演します。
——それぞれの今後は?
ZUKA:ケイサンデスはアルバムを制作中です。
皇:前身バンドのアムネシアの時に作っていた曲がたくさんあって、それをゼレシアとしてアレンジしなおした楽曲を収めたアルバムを作ります。あとは、バンドの体制を整えつつ、というところです。
配信シングル「天照[AMATERASU]」
2026年2月14日
◎今回のオムニバスCDに参加するために実現したというケイサンデスとゼレシアのコラボレーション曲。ゼレシアらしい重さと激しさ、ケイサンデスらしいメロディアスな面や和の要素が交わりながら展開していく、オリジナリティあふれる1曲だ。Keiのたおやかなヴォーカルと高い表現力を持つ皇のデス・ヴォイスの絡み、シンフォニックでヘヴィなサウンドはこのコラボならではだ。
■Keisandeath■
▲左より、ZUKA(b)、Kei(vo)、MATSURI(ds)、KURENAI(g)。
◎メタル系シンガー・ソングライターのKeiを中心に2017年に始動したケイサンデス。ポップスや和の要素も取り入れ、これまでに8枚のアルバムをリリースしている。
■ライヴ予定■
4月19日(日)=六本木GT Live Tokyo
■ケイサンデス 公式サイト■
https://keisandeath.com/
■XELESIAH■
◎前身バンドとも言えるアムネシアをへて、皇(写真)がヴォーカルへシフトする形で2024年に始動したV系ゴシック・メタルコア・バンドのゼレシア。現メンバーは皇(vo)とIzabella(b)の2人。最新作としてアルバム『Sence of Hollow』を配信中だ。
■ライヴ予定■
4月19日(日)=六本木GT Live Tokyo(オープニング・アクト)
■ゼレシア 公式X■
https://x.com/xelesiah
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