ヴァイタル・オーディオから究極のパワー・サプライが登場!

ヴァイタル・オーディオからDCアウトレットとACアウトレットを1台に集約したパワー・サプライが登場した。
エフェクト・ボードの電源問題をほぼ解決できると言えるこのモデル。その詳細をお伝えしよう。


VITAL AUDIO
POWER BASE VA-15 AC
¥28,600(希望小売価格/税込)

合計11個のDCアウト(センター・マイナス)を搭載!

【仕様】
●アウトプット:DCアウトレット:2.1mm(センターマイナス)× 11 (合計最大 DC出力:42.3W)、アウトプット 1〜4=9V 300mA(最大)、アウトプット 5〜9=9V 500mA(最大)、アウトプット A〜B(電圧可変)=9V 500mA/12V 375mA/18V 250mA(いずれも最大値)、全ポート=アイソレート、ACアウトレット=3Pタイプ × 4 (合計最大AC出力: 8A = 800W)、DCパワー・サプライ部 オン/オフ・スイッチ装備
●インプット:AC 100V 50/60Hz 10A (最大) 3Pタイプ
●外形寸法:250(幅)×68 (奥行き)×45(高さ) mm
●重量:610g
●付属品:1.2m ACケーブル(2Pオス/アースリード線付 – 3Pメス)× 1、60cm DCケーブル(2.1mm径 S-Lタイプ)× 11

ロー・ノイズで安定した電源供給のパワー・サプライを提供しているヴァイタル・オーディオから、究極と言っても過言ではない1台が発売された。なにが究極なのかというと、これ1台あれば、エフェクト・ボードを組む時の電源問題は、ほぼ解決すると思われるからだ。
内容的には、同社のこれまでのモデルと同様に完全にアイソレートされた11個のアウトを装備。そして、最大のポイントは、4つのACアウトも搭載している点だ。
11個のDCアウトがあり、さらにそのうち2つは可変(9V/12V/18V)できるポートなので、これだけでも充分なのだが、そこにACが備わっている。とすると、こんな使い方が考えられる。ワイアレス受信機やデジタル・エフェクターには、環境にもよるがアイソレートされていてもノイズが乗りやすいタイプも存在する。そういった機種は他のACアウトから電源を取ったりするギタリストも多いのだが、となるとライヴ時などにタップを用意したり外部に接続しなくてはいけなくなってしまう。そのストレスを解消してくれるのが、このVA-15 ACだろう。
DCもACもひとまとめにしてくれているので、あとはVA-15 ACをコンセントに接続すればセッティングは完了。地味なようだが、かなり助かるギタリスト/ベーシストも多いはずだ!

9V、12V、18Vに可変できるDCアウトをふたつ装備。供給量も500mA、375mA、250mAとたっぷり

エフェクターへ電源を供給するDCアウトレットには、オン/オフ・スイッチも装備している

大きさを本誌と比べてみた。頑丈そうな作りのわりに、そこまで重量がないのもうれしい

▲多くのエフェクトを搭載したボードでも、電源はこれ1台でまかなえる!
ライヴ時などでコンセントをひとつだけ接続すればいいのは、実戦派には助かる!

 

■POWER BASE VA-15 ACの詳細■
https://hookup.co.jp/products/vital-audio/va-15ac