マーシャル Originの限定色モデルをAsumi(リスキー・メロディ)がチェック!

マーシャルのフル・バルブ小型モデルのOriginに限定色が登場した。
この限定色モデルを若手女子ギタリストの注目株であるリスキー・メロディのAsumiに、試奏取材してもらった!


Asumiによる試奏動画


Origin20C Cream
¥88,000(税込)

【仕様】
●出力:20w(ハイ)/約3w(ミッド)/約0.5w(ロー)
●真空管
:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●コントロール:マスター、プレゼンス、トレブル、ミドル、ベース、ティルト、ゲイン(フル・ブースト)
●入出力端子
インプット、フットスイッチ・イン、1/4″スピーカー・アウト、DI出力、センド/リターン
●スピーカー:セレッション製Vタイプ(10インチ)
●外形寸法:520(幅)×420(高さ)×240(奥行き)mm
●重量:13.9kg

Origin20H Cream
¥77,000(税込)

【仕様】
●出力:20w(ハイ)/約3w(ミッド)/約0.5w(ロー)
●真空管
:ECC83(プリ管)×3、EL34(パワー管)×2
●コントロールマスター、プレゼンス、トレブル、ミドル、ベース、ティルト、ゲイン(フル・ブースト)
●入出力端子インプット、フットスイッチ・イン、1/4″スピーカー・アウト、DI出力、センド/リターン
●外形寸法:520(幅)×225(高さ)×220(奥行き)mm
●重量:9.4kg

Origin212A Cream
¥55,000(税込)

【仕様】
●スピーカー:セレッション製セヴンティ-80
●許容入力:150w
●入力インピーダンス:8Ω
●外形寸法:525(幅)×760(高さ)×310(奥行き)mm
●重量:23.2kg

 

Asumi:もともとハード・ロックが好きで、AC/DCとかマイケル・シェンカーがとくに大好きなんです。
ふだんはマルチ・エフェクターなどを使って弾いているんですが、マーシャルにエフェクターでブーストして鳴らすことに、ずっと憧れていたんですね。マーシャルならではの突き抜けるような音が、すごく好きなんです。これまでも現在のDSLを弾いたことがあるんですが、このOriginは違う印象を受けました。すごくコンパクトなのに、憧れていた往年のマーシャル・サウンドが出てくれる。自分が好きな時代のマーシャルの音というか、モダンすぎなくて伝統的な音ですよね。
歪みのぐあいは、ブースターを使わずに単体で歪ませるとAC/DCとか、そのぐらいで、ゲインとマスターが分かれていて、マスターを上げていけばいくほど、すごくロックなサウンドになってくれます。マスターを上げることによって音量とともに、歪みと音圧が増していく印象ですね。音が潰れていくわけではなく、めいっぱい上げても歪みすぎることがないので、一音一音、しっかりと聴こえてくれます。
ゲインをプルすることで、さらにブーストが増すんですが、けっこう変わりますね。一段アップするというより、もう1台のマーシャルが起動する感じ(笑)。
EQも、けっこう効いてくれますね。ティルトというツマミは、キャラクターを変えてくれます。12時の位置を基本にして、ハード・ロックなトーンにしたり、ちょっとブルージーな感じにしたりできました。12時より右に回していけば突き抜けるような高域を作れて、左に回せばマーシャルならではの暖かみのあるトーンになって、どちらの音もすごく好きです。
今回、コンボとスタックを試奏させて頂きましたが、それぞれで音は違いますね。コンボは作りたい音にすぐ近づけていけるような感じで、スタックは低域の出方も違うし包み込むような音を出してくれます。どちらもすごい好きですが、どちらかを選べというならスタックですかね〜。私のバンドは同期を使ったようなエレクトリックな曲も多いんですが、その中でもしっかりと存在感があって負けない音を出してくれそうです。バンドの中で、他の楽器に負けない抜ける音を出してくれるし、マイクで音を拾うことを考えれば、充分にライヴでもいけますね。やっぱり、マルチ・エフェクターでは出せない真空管ならではの深みがあって、これが本物なんですね! めっちゃ、最高です!

▲出力は3段階から選択できる。最小出力でも真空管らしさはしっかり感じられる

ヴィンテージ系マーシャルをモデルにしているが、ゲインをプルすると歪みがアップ

真空管は、プリ管にECC83を3本、パワー管にEL34を2本、それぞれ搭載

▲コンボの背面はハーフ・オープンとなっている

■Originについて
https://www.marshallamps.jp/products/amplifiers/origin/

 

Asumi5人組レディース・ロック・バンド、リスキー・メロディのギタリスト。若いながらに70年代〜80年代のハード・ロックも好きだという、なかなかのテクニックを持ったギタリストだ。バンドとしては、2021年11月にセカンド・アルバム『ESPERANZA』をリリースしている。

リスキー・メロディ 公式サイト
https://risky-melody.com/