一ノ瀬、ソロ・プロジェクトのシングルを語る!

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Damian Hamada’s Creaturesではリリス一ノ瀬として活躍する一ノ瀬。
彼女のソロ・プロジェクトである青色壱号がシングルをリリースした。
このリリースに伴うツアーも、同じくD.H.C.でアックスKAZUMAとして活躍する松浦和亦が在籍するメタル・バンドの伝々夢史(でんでんむし)とのカップリングで展開され、残すは12月13日=大塚ハーツ+でのファイナル!
WeROCK 109では、このシングルについて彼女にインタヴューしたが、その一部を公開しよう!

MV『LOVE FOR TUNES』


レトロな雰囲気やメタルなリフなど
青色壱号らしさが確立できました

——ニュー・シングルの話の前に、4月にリリースしたシングル「焦がれ星」c/w「HAKONIWA」について振り返ってもらえますか?
一ノ瀬
:その前のシングル「口実の花」(2022年10月リリース)から2年半ぐらい空いてしまったんですね。それは、2023年にD.H.C.(Damian Hamadaʼs Creatures)に加入してそちらに集中していたからなんですけど、D.H.C.の活動にも慣れてきて、また自分の制作にも取り掛かろうと思って作ったのが「焦がれ星」だったんです。ただ、レコーディング期間に体調を崩してしまって、“やりきれたか?”と自分に問うとそうでもないのかなあという部分がありました。曲自体は、今までの曲調とは違うところがありつつ、青色壱号らしさを確立できたシングルになりました。
——D.H.C.での活動、経験は「焦がれ星」の制作にどういう影響がありましたか?
一ノ瀬
:D.H.C.と似ていないものにしようという思いはありました。もともと聖飢魔Ⅱや(ダミアン浜田)陛下の楽曲が好きだし、それっぽいところが青色壱号の曲にも自然と出ていたと思うんですね。でも、「焦がれ星」の時はD.H.C.とは違う感じの、メタルっぽくないメロディにしようというのがあります。いっぽうでD.H.Cを通じて、メタル・ファンのみなさんにも私を知ってもらえる機会も増えたのでメタルっぽいリフをあえて入れてみたところもあるんです。
——D.H.C.と青色壱号とで、同じようなことをやる意味もないですしね。
一ノ瀬
:ええ。形態も違うし、D.H.C.は陛下が作詞作曲を手がけているし、青色壱号は私が作詞作曲で自分で歌っているので、何をやっても違うものにはなるんですけど、D.H.C.を通じて私を知っていただいた方々に私らしさを知ってもらえる作品になっていたらいいなと思います。
——D.H.C.で初めてリリス一ノ瀬を知った人は、青色壱号を聴くと驚くかも。
一ノ瀬
:びっくりしますかね(笑)。でも、青色壱号のライヴには、以前、私がいた絶対俱楽部のことを知らないで観に来てくれる方も多いし、D.H.C.での私しか知らないと何でベース・ヴォーカルでやっているんだろうって思う方がいるかもしれないですね。
——そして、9月13日にシングル「LOVE FOR TUNES」c/w「Lament」が発売されました。それぞれのテーマなどを教えてもらえますか。
一ノ瀬
:作ろうと思ったキッカケは、ツアーなんです。D.H.C.でアックスKAZUMA(g)として活動している彼が、伝々夢史というメタル・バンドを組んでいて、その伝々夢史とツアーをするのがまず決まって。
——それは、いつ頃ですか?
一ノ瀬
:去年の12月にD.H.C.のワンマン・ライヴがあったんですけど、その帰り道で(笑)。雑談みたいな感じで、秋はD.H.C.のツアーがないし、それぞれのバンドが一緒にツアーを回るとおもしろいかもと盛り上がって、いろいろ調整したんです。それで、ツアーを回るなら音源が欲しいなと思ったんですが、「焦がれ星」の制作に入った頃はまだツアーの話がなかったし、4月に発表してしまっているし、これは新曲を作らないと思って作ったシングルなんです。タイム・アタック的というか時間的な制約はありましたが、まず「Lament」を作って。
——「Lament」は少し悲しい世界です。
一ノ瀬
:そうですね。私も年齢を重ねてきた中で、仕事でも何でもお別れを経験することが多くなってきたんです。そのお別れも“今日が最後だね”というものだけでなく、後から“ああ、あの時が最後だったんだな”っていうものも多いんだなって感じたことがあって。そうしたお別れをテーマにして作った曲です。こういうと暗い曲と思われるかもしれないですが、いつ来るのかわからないお別れに対しての心づもりをして、前向きにお別れをしようという気持ちを込めています。
この「Lament」を先に作って、シングルには2曲入れると決めていたので、もう1曲は明るい曲にしないとバランスが悪いと思い、「LOVE FOR TUNES」を作り始めました。「焦がれ星」もそうなんですけど、青色壱号として5年ぐらい活動してきて、青色壱号らしさが確立できてきたんですね。
——青色壱号らしさとは?
一ノ瀬
:レトロな雰囲気だとか、ところどころメタルっぽいリフが入っていたりだとか、口馴染みのいい歌詞かなと思っています。「Lament」も同じく別れをテーマにしているんですが、対になる明るい別れの曲ということで、そうした要素をちりばめつつ、明るい軽快な「LOVE FOR TUNES」を作りました

※インタヴュー全編は、WeROCK 109をご覧ください。
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シングル「LOVE FOR TUNES」
¥1,000(税込) 2025年9月13日
①LOVE FOR TUNES
②Lament

■青色壱号/リリス一ノ瀬 ライヴ日程■
12月13日(土)=大塚ハーツ+(青色壱号)
2026年
1月11日(日)=福岡ドラムBe-1(D.H.C.)
1月12日(月・祝)=広島セカンドクラッチ(D.H.C.)
1月17日(土)=心斎橋サンホール(D.H.C.)
1月18日(日)=名古屋ell. FITS ALL(D.H.C.)
1月24日(土)=仙台マカナ(D.H.C.)
2月1日(日)=渋谷WWWX(D.H.C.)

■青色壱号 公式サイト■
https://aoiroichigo-amaze666.bitfan.id/