MASAKIが最新ベース用ディストーションを試奏〜Animal Factory Amplification
10月22日に発売されたばかりのAnimal Factory Amplificationのディストーション。
気になるそのサウンドを、日本人プロ・ベーシストとして初めてMASAKIがチェック!
いろいろ探ってもらった。
MASAKIによる試奏動画
Animal Factory Amplification
GODEATER+
¥60,500(税込)
【仕様】
●コントロール:ゲイン、トーン、ダーティ、プリゲイン、カットオフ、ベース、クリーン、クリップ1、クリップ2、フリーケンシー、ディケイ、ディレクション、ターゲット、サイドチェイン、バイパス、バランスド・アウト・セレクター、アウトプット・コンフィグレーション・セレクター、サイドチェイン・インプット・セレクター、サイドチェイン・フィルター・セレクター
●入出力端子:インプット、サイドチェイン・コントロール・イン、AUXアウト、アウトプット、エンヴェロープ・アウトMIDI、USB-C
●電源:DC9-12V 500mA(極性問わず)
●外形寸法:160(幅)×65(高さ)×125(奥行き)mm
●重量:800g
■ゴリッとした、ラウド系ベーシストが好むディストーションです
——見慣れぬエフェクターが届きました。
MASAKI:いわゆるコンパクト・ペダルよりは大きめというか存在感がありますね。
——日本に上陸してきたばかりで、日本人プロ・ベーシストとして初めて弾くのがMASAKIさんです。
MASAKI:ワクワクが止まらないです。
——我々もよくわかっていないところが多いので、MASAKIさんに基本的なサウンドを探ってもらおうと思います。
MASAKI:わかりました。ちなみにどこの国から届いたんですか? え、インド? インドのエフェクターって弾いたことないですけど、神秘的な感じがしますよね。方向性は?
——ディストーションですね。
MASAKI:大好きです(笑)。僕のサウンドは“歪み”がメインですから。では、試していきましょうか……プリゲインというツマミで、最初の段階で歪みをかけるんですね。ここが基本のドライヴになる感じです。そして、次のゲインでさらに歪みの量をコントロールしていくと。音の入り口はわかりました。出口のほうをいじってみましょうか。ダーティとクリーンというのは?
——ダーティがドライヴの音量、クリーンがクリーン・ブーストの音量のようです。
MASAKI:おお、かなり歪み感が増しますね。クリーンをセンターぐらいにすると腰のある歪みになります。これで基本となる歪みを作るんですね。あとは音色感の調整ですが、(弾きながら)トーン・ツマミは高域や低域のバランスです。わかりやすく効いてくれます。トーン・ツマミの左右の小さいツマミはなんですか?
——クリップというツマミで、ファズのテイストやキャラクターを調整できます。
MASAKI:ああ、歪みの成分が変わりますね。上げていくとキラキラした感じも加わります。うん、だんだん好みの歪みになってきました。ちなみに歪みを探る時って、4弦とかでやると音がこもってしまうので、1弦とかで作っていくのがわかりやすいと思います。
——今回の音作りで重視された点は?
MASAKI:歪みをしっかりと聴かせたいので、最初のプリゲインや音の出口になるダーティを上げ切っているところです。そのうえで音ヤセを避けるためにクリーンも足しています。
——全体的なキャラクターは?
MASAKI:モダンだと思います。今時のラウド系のベーシストが好む音色だと思います。ゴリッと感もあるし、速弾きでも音が潰れない。アンプで大音量で鳴らすともっとゴリゴリ感が出て気持ちいいかも。そしてプリゲインやダーティを調整することで、ヴィンテージというか甘めの歪みも出せる。ディストーションとして考えるとツマミは多いですけど、効き方はわかりやすいです。
全体的には歪みの成分として、おいしいところがしっかりあるし、プロ・ベーシストが使えるクオリティです。僕のようにマルチ・フィンガーで弾き倒すタイプよりは、例えばKoЯnのように低域でしっかりバキバキ支えるタイプに向いているでしょうね。あと、今回はチェックできなかったんですが、サイドチェイン機能というのがあるらしいです。そちらも探ってみたいですね。正式な発売を待ちましょうか。
▲MIDIなどをはじめ、入出力端子類も充実している
▲こちらは動画内で作った、MASAKIのお気に入りセッティング。
ゲイン関係はフルアップという潔さだ
■Animal Factory Amplificationの詳細■
https://hookup.co.jp/products/animal-factory-amplification



