WeROCK 057の特集“一流の音作り”の一部を紹介!
WeROCK 057の記事の中で、注目度が高いものの1つが“一流の音作り”。
高崎 晃とルーク篁、SYUという3人のトップ・ギタリストに音作りの極意を聞き、合わせてSYUによるプリアンプ&高出力小型アンプの試奏レポートをお届けしたものだ。
今回はその記事の中から、SYUも大絶賛のトゥー・ノーツのLe Leadの試奏記をこのブログでも紹介しよう。
トゥー・ノーツ
Le Lead ¥49,800+税
【仕様】 ●真空管:12AX7(プリ管) ●コントロール:〈チャンネルA〉ゲイン、ヴォリューム、ベース、トレブル 〈チャンネルB〉ゲイン、スウィープ、ヴォリューム、フュージョン、ベース、ミッド、トレブル、コールド/ホット切り替えスイッチ、スピーカー・シミュレート・スイッチ ●入出力端子:インプット、エフェクト・リターン、エフェクト・センド、スルー、アウトプット、MIDIイン、MIDIアウト、DIアウト(グラウンド/リフト切り替えスイッチ付き)、ヘッドフォン・アウト ●外形寸法:124(幅)×50(高さ)×189(奥行き)㎜ ●重量:750g
【問】 日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社
http://www.electroharmonix.co.jp/
SYUも大絶賛! 2チャンネル仕様フロア・タイプの真空管プリアンプ!!
SYU:いきなりですが、これ、めっちゃいいです! これとワウ・ペダルを持ってれば、僕はどこでもOKですよ。プリ管として真空管が入ってるから、やはりプリアンプらしいプリアンプだなって思いました。それに、MIDI端子もありセンド・リターン端子もあるから、ここに空間系エフェクター接続してMIDIで操作なんてこともできるんじゃないですか!? いや、このコンパクトさで、すごいですよ。今回はアンプに接続して鳴らしてるから不要なんですが、スピーカー・シミュレータも付いてるんですね。DTM環境でも試してみたいです。
システム的には2チャンネル仕様で、Aチャンネルがクリーン、Bチャンネルが思いきり歪むチャンネルになってます。Bチャンネルにスウィープというツマミが付いてるんですが、これはミッドの周波数帯を調整するコントローラーのようで、クランク・アンプのダイムバック・ダレル・モデルにも似たようなツマミが付いてたような気がするんですが、トーンにウネリを出すというか、調整するとすごく気持ちよく弾けるサウンドが作れました。フュージョンというツマミは、これまた変わっていて、AチャンとBチャンのサウンドを混ぜることができて、そのブレンド具合をこのツマミでコントロールできるんですね。さらに、AとBの並びをホット/コールドというボタンで並列にするか直列にするか選択できるという。ちょっと、音に芯を出したい時なんか、Bチャンの歪みにAチャンの音を混ぜるのもおもしろいかもしれないですね。個人的には、それぞれのチャンネルで、ガッチリと芯が出てくれているので、僕にはいらないと思います(笑)。
EQも、トレブルはちゃんといい帯域の周波数をネラッてコントロールできるし、ベースは100Hz以下の付近がブーストされる感じです。
弾いてみると、すごく滑らかな感じで歪んでくれますし、1弦から6弦まで弾いて本当にアンプらしい音が出てくれるんです。エフェクターではなく、間違いなくアンプとして作られたモデルですね。小さい音で弾いてもいいですし、もうバッチリです。
これ、買っといたほうがいいんじゃないですか? ぜったいに問題ないと思いますし、僕も買いま〜す(笑)!
▲本誌と比べてみると、この大きさ! エフェクト・ボードに搭載できるアンプなのだ
▲真空管に12AX7を搭載。これで、SYUも納得のサウンドを出してくれた
▲センド・リターンにMIDI端子、スピーカー・シミュレーターまで付いているという至れりつくせりの1台
▲SYUオススメ・セッティング。歪みはノン・エフェクトでも充分な歪み具合を得られるそうだ
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WeROCK 057の注目記事の1つ、“一流の音作り”の一部を公開したが、いかがだったろうか?
他の試奏記事、高崎 晃やルーク篁、SYUのインタヴューなどはぜひ、WeROCK 057本誌をチェックしてみてほしい!
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◎SYU:ご存知、ガルネリウスのギタリストで、WeROCK本誌でもコラムを絶賛連載中。昨年11にはソロ・アルバム『YOU PLAY HARD』をリリース。ガルネリウスでのプレイとはひと味違ったギターを聴くことができる。メロスピだけにはとどまらない幅の広さがあり、現在のガルネリと同じギター・サウンドでプレイしているのだが、違うニュアンスも楽しめる。
http://www.galneryusyumacher.com