【楽器企画】平成 発明王〜ドラム編

WeROCK EYESで絶賛公開中の楽器企画ページ“平成 発明王”。
さまざまな革命的な楽器を紹介してきたが、最後を飾るのはドラム編だ!

※WeROCK 068の掲載記事より。

 

■ドラム部門■

ロック・ドラム・サウンドを塗り替えたスティック

アヘッド LU-SGL

芯に金属を使うことで優れた耐久性とともに、より強力なサウンドが得られるアヘッド・スティック。
トミー・リー(モトリー・クルー)やラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)、樋口宗孝(ラウドネス)をはじめ、国内外の多くのロック・ドラマーが愛用するスティックだ。このアヘッドの全モデルが、芯に使っているアルミ合金の性能を向上させ、“HYPER-FORM ENGINEERED”として進化。重さなどは従来と同じままで、耐久性が2倍以上も上がっているのだ。写真のラーズ・ウルリッヒ・モデルの他、ラインナップも豊富なアヘッド。ロック・ドラマーの新定番としてチェックしてほしいドラム・スティックだ。

エジソン度 ★★★☆☆
ドラム・スティックは木製——そんな固定観念打ち破ってくれたのが、このアヘッドじゃ。芯に金属が使われているから長持ちするし、パワフルなサウンドが出せる。ロック・ドラマーから人気を集めるのも納得じゃわい。チップの形状を変えられるというのも、じつは隠れたポイントと言えるだろう。木製スティックだと木クズが出ちゃうが、それがないのもいいと思うぞ。

 

アヘッドの構造。スティック本体となる金属製の芯の部分(奥)と、カヴァー、リング、チップ(手前)となる

卵形や丸形など、チップを好みの形状に変えられる。木製スティックにはない画期的なポイントだ

■通販で購入可能■
アヘッド製品
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/cmHeaderSearchProduct/doSearchProduct/cmHeader/%20/%20/1?wd=AHEAD&registKeyword=true

問:ラブレアトレーディング
http://labreatrading.com/

 

進化を続ける電子ドラムの最新形

 

パール e/MERGE

 

 

ローランド TD-17KVX

 

 

 

ヤマハ DTX452KUPGS

 

ここでは、代表的な電子ドラムの最新モデルについて触れておこう。
まずは、2018年10月に行なわれた楽器フェアで正式発表された電子ドラムのe/MERGE(イーマージ)。この電子ドラムが革命的なのは、アコースティック・ドラムを知り尽くしたパール、そして国内外のプロ・ミュージシャンが愛用する電子パーカッション・シンセサイザーのWAVEDRUMを開発したコルグ、それぞれの技術を融合(merge)させたというところ。
トリガー部にはコルグの技術が投入され、繊細なプレイから高速フレーズまでさまざまなプレイに対応、そして実戦向けのサウンドを満載した音源部は操作も簡単。なお、発売は19年春を予定している。
そして、電子ドラムの先駆けと言えるのが、ローランドのV-DrumsとヤマハのDTXだろう。そのV-Drumsシリーズに18年5月、TD-17シリーズが加わった。TD-17シリーズは、新開発のスネア・パッドの採用と上位機種を継承した音源の搭載により、リアルな演奏表現が行なえるようになっている。もちろん、練習機能も充実。
そして、ヤマハのDTXシリーズの最新モデルが、18年7月に登場したDTX402シリーズだ。音源部には同社のドラムをサンプリングした10種類のドラム・キットを内蔵、そして練習機能も10種類搭載されている。

エジソン度 ★★★☆☆

 

 

 

 

■通販で購入可能■
ローランド TD-17KVX
○ミュージックランドKEY
https://www.musicland.co.jp/fs/musiclandkey/GoodsSearchList.html?keyword=TD-17KVX
○イケベ楽器
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/576120

 

パール e/Merge
問:パール楽器製造株式会社
https://www.pearlemerge.jp/

ローランド  TD-17シリーズ
問:ローランド株式会社
https://www.roland.com/jp/products/td-17_series/

ヤマハ  電子ドラム・セット
問:ヤマハ株式会社
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/drums/el_drums/drum_kits/index.html