モーリーのミニ・ワウが勢揃い! それぞれの特徴は?

スイッチレス・ワウという特徴で知られるモーリー。そのモーリーから2018年新たにラインナップされたのがミニ・サイズのワウ・ペダルだ。
以前、WeROCK EYES(10月26日更新分)でもレポートしているが、あらためてミニ・ワウ・シリーズのみに焦点を当てて紹介しよう。
そして、各モデルの通販購入サイトも掲載しているので、合わせてチェックしてほしい。

 

モーリー・ワウのポイント

①スイッチレス
これはモーリーのワウ全般の特徴だが、スイッチレスであること。
一般的に、ワウはペダルを踏み込んだ先にあるスイッチを強く踏むことで、オン/オフを切り替える。だが、モーリーのワウは、ペダルに足を乗せて、少し動かした瞬間にオンになる。そして、足を離すと自動的にペダルが戻りオフ状態となる。
②LEDが点灯
モーリーのワウは、全モデルともオンの時はLEDが点灯し確認できる
これもモーリーのワウ全般の特徴だ。
③トゥルー・トーン・バイパス・バッファー回路
モーリーのワウ全般の特徴として、もう1点。
ただのトゥルー・バイパスではなく、高機能のバッファーによってオフ時の音色劣化を最小限にしている。
④ロゴ部分とペダル部分に蓄光素材
そして、今回紹介するミニ・サイズのワウの特徴が、本体前面のロゴ部分とペダル部の滑り止めのところに蓄光素材が使われていること。これにより、暗いステージでの視認性も高くなっているのだ。

 

◎左がミニ・サイズのワウ、右は同社のBad Horsie 2(スティーヴ・ヴァイ・モデル)だ。比べてみると、ひとまわり小さいのがわかるだろうか。今回紹介するミニ・ワウ・シリーズは全モデル同じサイズ。エフェクト・ボードに導入しやすいコンパクトさが特徴だ。

 

2モードを搭載した、
スティーヴ・ヴァイのシグネイチャー

Mini Steve Vai Bad Horsie 2/MTVAI-2

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●コントロール:フットスイッチ(モード切り替え)、コンツァー、レベル ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:908g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

モーリーのワウを広く知らしめたのがスティーヴ・ヴァイ。そのヴァイのシグネイチャー・モデルであるSteve Vai Bad Horsie 2(VAI-2)をミニ・サイズにしたものだ。
フットスイッチによりコンツァー・モードに切り替えられ、コンツァー・コントロールで周波数を調整でき、合わせてレベル・コントロールで音量を調整可能だ。WeROCK 067でのShu(TSP)が試奏してくれた際には、

コンツァー・モードではコントロールを絞った状態では低域寄りのトーン、上げていくとピーキーなトーンを作り出せ、このモデル1台ですごく幅広いワウ・サウンドが作れます。ワウをオンにした際のレベル調整も付いてるので、ワウを踏んだ瞬間に音量が下がってしまうこともないです”

とレポートしてくれている。
ヴァイ自身のデザインによる外観のサイケデリックな模様も特徴だ。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/584908

■モーリー・ワウ試奏動画■
Shu(TSP)によるMini Steve Vai Bad Horsie 2の試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!

 

 

キコ・ルーレイロ仕様にカスタマイズされた
シンプルな1台

Mini Kiko Loureiro Switchless Wah/MTKIKO

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:872g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

キコ・ルーレイロ(アングラ、メガデス)のシグネイチャー・ワウ。
機能的にはシンプルだが、サウンドはもちろんキコが理想とするものに仕上げられている。

“マーヴェリック・ワウ(次に紹介)に近い印象を受けました。そこに、トーン的に、さらに一段階、高域に寄せた感じだと思います。これは、モーリーのワウ全般に言えるんですが、踏み込んだ側でのワウワウする帯域が幅広くて、エグくかけることもスムーズにかけることもできるんですよ。その感じが、すごくよくわかるモデルですね。マーヴェリックよりも、少しだけ強いかかりを望むギタリストならこちらのモデルがオススメだと思います”(Shu)

ヴィンテージ・テイストというよりも現代的なトーンを加えたワウを求めるギタリスト向きと言えるだろう。
なお、デザインはブラジルの先住民が使う紋様をプリントしたものだ。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/584906

■モーリー・ワウ試奏動画■
Shu(TSP)によるMini Kiko Loureiro Switchless Wahの試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!

 

 

シンプルながらモダンなトーンも出せる
スタンダード・モデル

Mini Maverick Switchless Wah/MTSW

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:866g(乾電池を除く) ギター、ベース、キーボードで使用可能

今回紹介するミニ・ワウ・シリーズの中で、唯一、ミュージシャンズ・モデルではないペダルだ。

“オーソドックスなトーンのワウなんですけど、踏み込んでいくとピーキーなトーンまでいけるので、シンプルながら使い勝手のいいモデルだと思いました。踏み込み始めは、VAI-1よりも低域側にかかってくれるんですね。VAI-2のコンツァーを絞った方向のトーンという感じでしょうか。そこから、早い変化ぐあいで、最大に踏んだ位置は、かなり高域までブーストしてくれる印象です”(Shu)

スイッチやツマミなどがないシンプルにまとめ上げられた1台で、サウンド・キャラクターとしては、オーソドックスなトーンを基本に、踏み込んでいくことでピーキーでモダンなトーンも出すことも可能という器用な1台だ。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/584910

モーリー・ワウ試奏動画
Shu(TSP)によるMini Maverick Switchless Wahの試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!

 

 

3種類のモードを切り替えられる
ジョージ・リンチ・モデル

Mini George Lynch Dragon 2/MTG2

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●コントロール:ラウドネス、ノッチ、Wah Lockスイッチ、WOW!スイッチ ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:932g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

ジョージ・リンチのシグネイチャー・モデル、George Lynch Dragon 2 Wahのミニ・ヴァージョンだ。
2つのフットスイッチを備え、この組み合わせで3種類のモードを切り替えられる。
2つともオフの時はオーソドックスな“Wah”モードで、左側のWOW!スイッチをオンにするとややオーバードライブがかかった“Wow”モードだ。この“Wow”モードでワウの出力音量を調整できるラウドネス・コントロールを使うと帯域の変化の幅が大小する。

“スイッチをオンにしてみると、オーバードライブがかかるためかワウの帯域が変化する感じを受けました。ラウドネス・ノブでワウ出力を変更できて、これを使うと、より帯域の変化の幅が大きくなります。オーバードライブというニュアンスよりも、帯域変化で積極的に使えますね”(Shu)

右側のWah Lockスイッチをオンにした“Wah Lock”モードはノッチ・コントロールで設定した周波数ポイントで働くモードで、踏んだ瞬間に半止めワウのトーンが出せる。多彩なワウ・サウンドを備えたワウだ。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/584907

■モーリー・ワウ試奏動画■
Shu(TSP)によるMini George Lynch Dragon 2の試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!

 

 

シンプルな機能と真っ白なフィニッシュが特徴の
DJアシュバ・モデル

Mini DJ ASHBA Skeleton Wah/MTSKW1

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●コントロール:ワウ・レベル(本体内部のトリム・ポットで調整) ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:906g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

DJ ASHBA Skeleton Wahのミニ・ヴァージョンだ。
本人が好むスウィープとトーンが反映されている1台で、本体内部のトリム・ポットでワウの音量を微調整することもでき、また、このモデルはDJ ASHBA Skeleton Wahと同じく、暗いところでペダル全体がうっすらと光るようになっている。

“かなり中域に寄せたトーンを出してくれるモデルですね。と言いつつ、踏み込んだ時に中域をアップさせながら高域にも特徴を持たせてるので、コモった感じはいっさいないです。ピーキーになりすぎずに、中域に特徴があるワウが好きなギタリストなら、迷わずこのモデルがオススメですね”(Shu)

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/603774

■モーリー・ワウ試奏動画■
Shu(TSP)による試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!
※試奏はDJ ASHBA Skeleton Wahで行なっています。

 

 

オーソドックスな音もモダンな音もOKの
マーク・トレモンティ・モデル

Mini Mark Tremonti Wah/MTMARK 1

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●コントロール:ブースト・レベル ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:886g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

マーク・トレモンティのシグネイチャー・ワウで、デザインには彼がリーダーを務めるトレモンティの最新アルバム『ア・ダイイング・マシン』のグラフィカルが使われている。
マークが好むサウンドが得られるのはもちろんのこと、最大で20dBブーストできるコントロールも搭載している。このツマミを絞ればオーソドックスなワウ・サウンド、ブーストすればモダンなワウ・サウンドが得られるという1台だ。

“ペダルの可変によりブースト・サウンドがブレンドされていくというワウですね。そのブースト具合もツマミで調整可能なんですね。いちばん絞って踏んでみると、オーソドックスなワウとしても使用できます。で、ツマミをフルにして踏んでみるとブーストしていくんですが、ブーストしすぎる感じではなく、高域にオーバードライブの成分が足されたトーンで、決してブーミーになるわけではないので使いやすいです。ソロなどで、ぎゅい〜んというトーンがほしいギタリストには最適だと思いますね”(Shu)

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/603773

■モーリー・ワウ試奏動画■
Shu(TSP)による試奏動画をYouTubeのWeROCK TVで公開中!!
※試奏はMark Tremonti Power Wahで行なっています。

 

スプラッターなデザインが目をひく
マイケル・アモット・モデル

Mini Michael Amott Wah/MTAW

〈仕様〉 Switch-less機能搭載モデル ●外形寸法:114.3(幅)×69.9(高さ)×174(奥行き)mm ●重量:876g(乾電池を除く) ※数量限定/ギター、ベース、キーボードで使用可能

血しぶきが飛んだようなデザインも目をひく、アーチ・エネミーのマイケル・アモットのシグネイチャー・ワウ。
機能的にはシンプルにまとまっていて、マイケルのこだわりを反映したトーンやスウィープ特性を備えたモデルとなっている。

■通販で購入可能■
○イケベ楽器店
https://www.ikebe-gakki.com/ec/pro/disp/1/603771

 

問:株式会社フックアップ
https://hookup.co.jp