hideのギター・サウンドを作る!〜タウラス編

031032

hide with Spread Beaverのスペシャル・パッケージ『REPSYCLE THE REPSYCLED』から「ピンク スパイダー」と「TECHNO POP(demo)」で聴けるhideのギター・サウンドをシミュレーションする企画をお届けしよう。
まずはアナログ編としてタウラスのフット・タイプのギター・アンプと歪み系ペダルでのシミュレーションだ。


真空管搭載のペダル型アンプと幅広い歪みのペダルで音作り!

Taurus
Stomp-Head SH8. Qube

¥オープン

▲リア部にはロー・カットのオン/オフ・スイッチの他、外部エフェクターに電源を供給できる出力端子も備えられている

【仕様】
●出力:50W/25W
●真空管:12AX7/ECC83
●スピーカー:自動検出(4Ω/8Ω/16Ω)
●チャンネル:クリーン/ドライヴ
●コントロール:ベース、ミドル+レンジ・スイッチ、トレブル、ドライヴ+ドライヴ・モード切り替えスイッチ(クラシック/ハイ・ゲイン/ハイ・ゲイン・ブースト)、ドライヴ・タイプ切り替えスイッチ(ブリティッシュ/USA)プレゼンス、マッシヴ切り替えスイッチ、チューブ・ブースト・スイッチ、リバーブ、ヴォリューム、出力切り替えスイッチ、スピーカー・キャビネット・セレクター、ドライヴ・レベル、ブースト・レベル、ノイズゲート・スイッチ
●フット・スイッチ:リバーブ、ドライヴ、ブースト
●入出力端子:インプット、スピーカー・アウト、スピーカー・シミュレーター付きラインアウト、エフェクト・リターン、エフェクト・センド、AUXイン、ヘッドフォン・アウト、外部エフェクター用電源出力(9V/300mA)
●外形寸法(突起物含む):185(幅)×78(高さ)×175(奥行き)mm
●重量:1.5kg

■サウンド・シミュレーション

「ピンク・スパイダー」のイントロ・リフ(CD TIME:0:20〜)
ドロップDチューニングならではの重低音を活かしつつ、歯切れのよいアタック感を引き出すのがポイントだ。
Stomp-Headではアンプ・モデルに「BRIT」を選択し、DRIVEセレクターを「HIGH GAIN」、ドライヴ・スイッチをオンに設定。トレブルとプレゼンスを大きく持ち上げることで、ピッキングした瞬間の“ジャキッ”としたエッジを際立たせた。
DRIVEは高め、DRIVE LEVELはセンターに設定、さらにTube Boostをオン。真空管ならではの音圧感を加えたうえで、MASSIVEスイッチを使ってサチュレーションをプラスすると、倍音豊かで存在感のあるリフ・サウンドに仕上がる。本機はパワー・アンプを内蔵しているので、そのままマーシャルなどのキャビネットへ接続して使用するのが基本だが、セレッションCreambackをシミュレートしたキャビネット・シミュレーターも搭載しているため、ライン接続でもマーシャル4×12キャビネットを鳴らしたようなパンチのあるサウンドが得られた。

「TECHNO POP」のイントロ・リフ(CD TIME:0:04〜)
ミュートを多用した重量感のあるリフを再現することを目標にセッティングを組んだ。
 「BRIT」+「HIGH GAIN」をベースに、ドライヴ・スイッチをオン。トレブルとプレゼンスに加え、ミッドも高めに設定すると、ローからミッドにかけて粘りのあるサウンドが得られる。DRIVE LEVELを上げるほど音の厚みが増し、壁のような迫力あるリフへと変化していく。
MASSIVEスイッチは強めのサチュレーションが得られる「2」を選択し、Tube Boostもオン。パーム・ミュートした際の押し出し感が心地よく、弾いていて思わずテンションが上がるサウンドに仕上がった。

試奏〜Stomp-Head SH8.Qube
コンパクトなボディに真空管アンプの魅力を凝縮した、完全アナログ設計のアンプ・ヘッドだ。
ペダル型デザインを採用し、エフェクト・ループも装備しているため、エフェクター・ボードにそのまま組み込めるのが大きな特徴だ。スタジオやライヴ・ハウスに常設されているマーシャルなどのキャビネットへ接続すれば、面倒な配線をすることなく、すぐに本格的なチューブ・サウンドを持ち込める。また、キャビネット・シミュレーター付きのライン・アウトも備えているので、自宅レコーディングとの相性も抜群。
ツイン・リバーブを思わせる艶やかなクリーンから太いミッド・レンジが心地よいブリティッシュ・サウンド、さらに迫力あるハイ・ゲインまで幅広くカヴァーしてくれる。チューブ・サチュレーションやブースト量まで細かく追い込めるため、音作りの自由度も高い。重たいアンプ・ヘッドは持ち歩きたくない、でも真空管ならではの弾き心地や空気感は妥協したくない──そんなギタリストには理想的な1台だ。

▲歪みのキャラクターを3種類から選択できる。今回のシミュレーションは2音色ともハイ・ゲインを選んでいる

■Stomp-Head SH8.Qubeの詳細■
https://www.electroharmonix.co.jp/taurus/stomp-head-sh8-qube.html


Taurus
Guitar Drive

¥オープン

【仕様】
●コントロール:ゲイン、レベル、キャラクター(トーン)、ドライヴ・タイプ切り替えスイッチ、ブライト/オフ/ダーク切り替えスイッチ
●入出力端子:インプット、アウトプット
●電源:アダプター、9V〜15V
●外形寸法:66(幅)×50(高さ)×100(奥行き)mm
●重量:1.5kg

■サウンド・シミュレーション

「ピンク・スパイダー」のイントロ・リフ(CD TIME:0:20〜)
Guitar Driveは、リハーサル・スタジオでも定番のマーシャル JCM900と組み合わせて音作りをした(アンプ側はチャンネルAを使用、ヴォリュームとゲイン、EQなどはすべて12時に設定)。
ドライヴ・モードは「Drive」を選択し、高域のブースト/カット・スイッチは「Bright」に設定。GAINを上げていくと、CDで聴けるような切れ味鋭いリフ・サウンドへと近づいていく。LEVELはバイパス時と音量差が出ない程度、TONEは12時付近を基準にするとバランスよくまとまった。

「TECHNO POP」のイントロ・リフ(CD TIME:0:04〜)
 「TECHNO POP(demo)」でも、マーシャル JCM900との組み合わせでシミュレーションを行なった。
ドライヴ・モードは「Over Drive」を選び、Brightスイッチでアタック感を補強する。TONEを3時付近まで上げると、甘さを残しながらもエッジの効いたリフ・サウンドが完成する。ゲインを必要以上に上げなくても充分な迫力が得られ、コードを弾いた時の分離感も良好だった。

試奏〜Guitar Drive
オーバードライブからハイ・ゲインまで、幅広い歪みをこれ1台でカヴァーできるドライヴ・ペダル。
High Gain/Drive/Over Driveの3種類のドライヴ・モードに加え、ダーク、ロー・ミッド、ハイ・ミッド、モダンと音色のキャラクターを切り替えられるCHARACTERコントロール、高域を調整するBrightスイッチを組み合わせることで、細かなサウンド・メイクにも柔軟に対応する。
鋭くエッジの立ったメタル・リフはもちろん、太く滑らかなリード・トーンまで無理なくこなせる懐の深さが魅力。組み合わせるアンプやギターが変わっても狙ったサウンドへ素早く追い込めるので、ジャンルを問わず活躍してくれる万能なドライヴ・ペダルと言える。

■Guitar Driveの詳細■
https://www.electroharmonix.co.jp/taurus/guitar-drive.html