『ON THE PROWL』30周年記念盤が12月24日に発表!
“毎年が記念日”として、ここのところ毎年リリースされてきたラウドネスの30周年記念盤シリーズ。その第5弾として、第2期ラウドネスの最後のアルバムとなった『ON THE PROWL』のリリース30周年記念盤特別エディションが12月24日(樋口宗孝の誕生日だ!)にリリースされる。
その詳細をお伝えしよう。
まず、Disc 1は、1991年の発売当時、日本ではアナログ盤のリリースがなかったことから、通常のオリジナル・マスターからのリマスタリングとは手法を変えて、今年発表されたラッカー・マスター・サウンドでマスターを制作した音源となる。
アナログ盤を制作する際に最初にカットされる原盤のことを“ラッカー盤”と呼ぶのだが、これはアルミ盤にラッカーが塗布されたもので、市販のアナログ盤とは異なる。ラッカー・マスター・サウンドとは、そのマスターからカッティングし、出来たてのカッティング・マスターをそのままレコード・プレーヤーで再生しハイレゾ音源で取り込んだもので、アナログ特有のふくよかなサウンドがCDでも再生可能になる次世代の音源と言われている(※ラッカー・マスター・サウンドについての詳細は本記事の最後に記します)。
Disc 2は、本作品のマスター調査で見つかった全曲ヴォーカルなし音源(通称TV-MIX)を全曲収録! また「SLAP IN THE FACE」などの第2期関連作品もまとめられている。
そしてDisc 3は、恒例の“山下コレクション”から収録!
当時ボストン郊外のスタジオ(90年9月~10月の約2ヵ月)で合宿しながらレコーディングしていた頃のプリプロ音源を発掘! ※その後、ロサンゼルスに移動し追加のダビングとミックスが行なわれ、3ヵ月近くアメリカで過ごし制作されている。
アレンジの確認用に立てた数本のマイクで録音された音源は、かえって生々しく、特にドラムが大きめのミックスになっているので、このアルバムのドラムのフレーズで悩んでいたドラマーには、たまらない音源になっている。
Disc 4(DVD)は、2009年に発売された『LIVE LOUDEST AT THE BUDOKAN ’91』の初回限定盤に付属していたDVDの映像が収録され、音は新たにラッカー・マスター・サウンドで収録される。
さらに、当時の担当A&Rによるライナーノーツと秘蔵写真満載のブックレットで、当時のレコーディング風景が蘇る記念盤となっている」!
【リリース情報】
『ON THE PROWL 30th ANNIVERSARY LIMITED EDITION』
ワーナーミュージック・ジャパン
WPZL-31926/929
2021年12月24日(金)発売 ¥8,000+税
三方背豪華ボックス仕様/秘蔵写真満載の72ページ・スペシャル・ブックレット
〈封入特典〉91年USツアー・パス・レプリカ
Disc1 〈ON THE PROWL 2021 Lacquer Master Sound〉
①DOWN’N’DIRTY
②PLAYIN’ GAMES
③LOVE TOYS
④NEVER AGAIN
⑤DEADLY PLAYER
⑥TAKE IT OR LEAVE IT
⑦GIRL
⑧LONG DISTANCE
⑨IN THE MIRROR
⑩SLEEPLESS NIGHT
⑪FIND A WAY
Lacquer Master Sound Team by Katsutoshi Kitamura / Takuya Kato / Yu Yamaguchi / Isao Kikuchi(Warner Music Mastering TOKYO)
Mastered by Ryuichi Tanaka at Warner Music Mastering TOKYO
Disc2 〈Unreleased TV Mix+Bonus Track〉
①DOWN ‘N’ DIRTY TV-MIX)
②PLAYIN’ GAMES (TV-MIX)
③LOVE TOYS (TV-MIX)
④NEVER AGAIN (TV-MIX)
⑤DEADLY PLAYER (TV-MIX)
⑥TAKE IT OR LEAVE IT (TV-MIX)
⑦GIRL (TV-MIX)
⑧LONG DISTANCE (TV-MIX)
⑨IN THE MIRROR (TV-MIX)
⑩SLEEPLESS NIGHT (TV-MIX)
⑪FIND A WAY (TV-MIX)
⑫SLAP IN THE FACE (Edit Version) [2021 Remaster]
⑬SLAP IN THE FACE [2021Remaster]
⑭Long Distance (Alternate Guitar Version) [2021 Remaster]
⑮Crazy Doctor (“ON THE PROWL” Outtake 1990) [2021 Remaster]
Mastered by Ryuichi Tanaka at Warner Music Mastering TOKYO
Disc3 〈Behind the ON THE PROWL〉
①DOWN ‘N’ DIRTY -Drum Oriented Demo-
②PLAYIN’ GAMES -Drum Oriented Demo-
③LOVE TOYS -Drum Oriented Demo-
④NEVER AGAIN -Drum Oriented Demo-
⑤DEADLY PLAYER -Drum Oriented Demo-
⑥TAKE IT OR LEAVE IT -Drum Oriented Demo-
⑦GIRL -Drum Oriented Demo-
⑧LONG DISTANCE -Drum Oriented Demo-
⑨IN THE MIRROR -Drum Oriented Demo-
⑩SLEEPLESS NIGHT -Drum Oriented Demo-
⑪FIND A WAY -Drum Oriented Demo-
Digital Transferred by Genya Kuwajima
Lacquer Master Sound Team by Katsutoshi Kitamura / Takuya Kato / Yu Yamaguchi / Isao Kikuchi (Warner Music Mastering TOKYO)
Mastered by Ryuichi Tanaka at Warner Music Mastering TOKYO
Disc4 〈DVD〉 [LIVE LOUDEST AT THE BUDOKAN ’91] (2021 Lacquer Master Sound Version)
①LOVE TOYS
②TAKE IT OR LEAVE IT
③NEVER AGAIN
④SLEEPLESS NIGHT
⑤DOWN ‘N’ DIRTY
⑥IN THE MIRROR(2021 Lacquer Master Sound Version)
⑦YOU SHOOK ME(2021 Lacquer Master Sound Version)
DVD Authoring Studio: Warner Music Mastering
Lacquer Master Sound Team by Katsutoshi Kitamura / Takuya Kato / Yu Yamaguchi / Isao Kikuchi (Warner Music Mastering TOKYO)
【先着購入者特典】
Amazon.co.jp:メガジャケ
楽天ブックス:アクリル・キーホルダー
セブンネット:三つ折り卓上カレンダー
ディスクユニオン:コットン・バッグ
【ライヴ情報】
LOUDNESS 40th Anniversary Special Live
THE SHOW MUST GO ON
2021年の最後を飾る、恒例のEX THEATER ROPPONGI年末公演決定!!
〈Ampan Night〉
2021年12月28日(火)=六本木EXシアター
〈Dragon Night〉
2021年12月29日(水)=六本木EXシアター
各日ともにに17:00開場/18:00開演
チケットは全席定席¥10,000(税込/全席指定/1ドリンク代別途必要)
問:クリエイティブマン(Tel:03-3499-6669)
チケット一般発売日:11月6日(土)〜
ラウドネス公式サイト
http://www.loudnessjp.com/
ラウドネス ワーナーミュージック・ジャパン・サイト
https://wmg.jp/loudness/
問い合わせ:ワーナーミュージック・ジャパン ストラテジック本部 JP_st.pro@warnermusic.com
※ラッカー・マスター・サウンドとは
ラッカー盤とは、アナログ・レコードを制作する際に最初にカットされる、アルミ盤にラッカーが塗布された原盤のことで、市販されているレコード盤とは相違がある。
市販レコード盤は、このラッカー盤にメッキを施してスタンパーを作り、その後マザー、マスターと呼ばれるプレス用の原盤を作成するという工程を経て、プレスされる。
一般的に市販のレコード盤の苦手とすることがらのひとつにノイズ成分があるが、上記のようにラッカー盤から幾つかの工程を経ているために発生する現象だ(実際は、製品管理されて最小限に抑えられているが)。
いっぽうラッカー盤の特徴のひとつとして、レコード盤に比べて圧倒的にノイズ・レベルが低いことが挙げられる。ラッカー自体が比較的柔らかい材質であるため、レコード針のトレースに負荷が掛からないためで、より高品位のサウンドを提供できるとのこと。
音楽再生に大事な事柄として、ノイズ・レベルも大きな要因ではあるが、もっとも大切なこととして“音質”が挙げられる。
レコード盤からCDに変わった時に、同一音源なのに何か違うと思った方は多いと思うが、それは倍音の量が音質に影響与えているため。倍音が多いと艶やかで音楽性が高まるのだ。
ラッカー・マスター・サウンドでは、CDクオリティの音源でも、カッティングに使用されるカッター・ヘッドのNEUMANN SX-74や再生するカートリッジの特性で、デジタルにはない、アナログ特有の自然な倍音が形成される。熟練の技術でカッティングされたラッカー盤を、音質に影響するレコード・プレイヤーから、Ortofon SPU Classic GE MKⅡとMC トランス ST-90をはじめとしたカートリッジ類、A/Dコンバーターに至るまで、スタッフが厳選したものを使用し、高音質のサウンドを提供できる環境を実現しているのだ。